駅そば再び
どうにも駅そばが気になるのだ。
しかし私は電車通勤しているわけではなく、だいたい、たまにしか鉄道を利用しないので、必然的に駅そばを食べる機会も少ない。
駅そばに近いものと言えば、高速道路のSAやPAで食べるそばだが、これとても最近は廉価なものが少なく、ささっと食すタイプの店はかなり減ったように感じる。
つまらんなあ。
駅そばの代わりはいわゆるファーストフードにも務まらんのだ。
こういう駅そば難民は地方のほうが多いであろう。都市部にはまだ店が多く残っているみたいだからね。
うどんは讃岐系のチェーン店がけっこうがんばっているみたいだからいいが、そばはそうはいかない。そばにもチェーン店がないわけじゃないが、私が利用できる範疇の出店では、やっぱりどこか自分の求めているものと違うのだ。駅そばにはかなわない。
最寄り駅で駅そばがあれば当然食べに行ってもいいのだが、とっくの昔に業者は撤退して、なくなっているのだ。袋入り麺を買ってきて、自分で作ったほうが早いくらいである。
車で乗りつけて食べられる店もないではないが、どうもやはり自分の好みと違うのである。駅そばのチープさは貴重なのだ。
平成をなんとか生き残ってきた駅そばも、令和では気息奄々なのかもしれぬ。ああ、寂しい限りだねえ。
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