0009-(第四部)

第7話 世界中の人々は、みな家族です。
 地球の「人口」は、間もなく80憶、100年前は20数億、200年前は10数億!~初めは「2人」だったに違いありません。伊弉諾と伊弉冉、アダムとイブです。初め1人だったら、今も、無性生殖とか、男性出産とか、母体から同時に男女2人とか、出生後男女2人に分裂する子などが生まれてくるはずです。(聖書には、神が、初めアダムをつくり、次いで、アダムの肋骨を切り取ってイブをつくった、とあります。)
 じ来「きょうだい相婚」によって人口が増大し80憶に至りました。今、近親相婚がいけないのは、人の「遺伝子」が宇宙線、太陽風、紫外線、赤外線、温暖風雨などに冒されて狂ったからです。ゲノムは進化しません。傷ついて、変容し、劣化します。Y染色体は限りなく矮小化しています。今はSry(性決定遺伝子)によって、やっと持ちこたえています。
 太陽も地球も有限です。人類はさらに有限です。人の「社会」は、時間が許す限りにおける「家庭」という「運命共同体」の延長です。殺し合ったり傷つけ合ったりしないで「仲良く」「長く」生き延びなければなりません。

第8話 生殖系あっての人類社会です
 命あっての人です。人の命の本源は「衣食住」にあります。「天敵・外敵の襲来」「疫病」「天変地異」「自然の移ろいの神秘性」なども、すべて「衣食住」に発するか、または、帰します。
 人は、生殖系に「衣食住」の本源を依存して生きます。出自生態系によって「相貌」「肌の色」「生活様式」などが異なります。
 生態系の中において衣食住が十分に足りれば、緩やかで和やかな小型の「徳治集団」が 出来て、文化がよく栄え、集団相互は「融和」します。
 生態系の中において衣食住が足りなければ厳しい強力で大型の「集権集団」が出来て、文明がよく栄え。集団相互は「略奪」し合います。

 

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