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No.8 対馬に合った経済のあり方を構築(vol.1)

Ⅰ.対馬内のお金をなるべく対馬内で回す(地域循環経済)の構築

1. 地域循環経済の好転には、まずは実態把握が重要

 コロナ禍の現状では、インバウンド(韓国人観光客が対馬に落とすお金等)は暫く期待できない上に、ただでさえ地理的に不利な日本人観光客誘致も全国的な奪い合いで、そう簡単には期待できそうもありません。

島内雇用状況も悪化が進み、家計も厳しくなる一方で、島内と比較すると送料を含めても廉価なネットで購入することが対馬でも益々浸透していると思われます。

しかし、島に入って来るお金が少なくなった今だからこそなおさら、島外へお金が流出しないように少々高くとも島内での購買意欲を湧かせるモチベーションを市民に持って頂く工夫が必要だと感じています。(もちろん島内事業者は値下げ以外の付加価値をもって顧客を惹き付ける努力が必要です。)

 先日、商工会の事務局長と電話で話す中で、先ずは消費動向実態調査が必要で、市や県連合会に予算を付けてもらって毎年でも調査を実施すべきだろうとの認識は共有頂いたようです。

①地域の企業や店舗の生き残りをバックアップする
ネット販売で個人情報を把握されているだけでなく、島内大型チエーン店も独自のカードを発行して、個人情報の把握に努めています。地域の零細店舗の生き残りは地域のコミュニティ維持に多大な影響を及ぼすことを考慮に入れて、その存続支援策を行政もバックアップすべきだと思います。
地域通貨を電子クーポンで発行して、消費動向を調査する
③消費者に寄り添った「地産地消」
行政や事業者目線での「地産地消」を訴えるのではなく、消費者側からのアクションとして、なるべく地元の商品を購入しようとの「地消地産」の理念普及が必要だと感じています。

 地域循環経済がいかに重要なのか?具体的には後日以下のFacebook拙稿をベースになるべくわかりやすい表現に変えてnoteに投稿します。

【地域循環経済はどれほど重要なのか】 分かりやすい指標(目標)設定が、正しいとは限りません。コロナ対策も然り‼️ 例えば、生命保険会社は『利益の向上』が目的なはず。なのに、分かりやすい『保険の売上高』ばかりを追いかけていると、継続しない契...

Posted by 脇本 啓喜 on Thursday, April 8, 2021


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