No.120【岡田斗司夫の教育未来予想〔東京学芸大学講演2014.11.3〕視聴レポート】

時代が求める教育(の目的)は、次のように変遷して来たと講師は説く。


世襲で能力のない為政者が誕生しても困らない為の『帝王学(躾)』
⇒産業革命後大量に必要な歯車養成の為の『国民教育(服従心と団結心)』
⇒帝国主義から脱却する上で自由化や民主化を推進する為の『市民教育(個性と競争)』
⇒争いごとは極力回避して、他者との適度な距離間を維持する為の『フラタニティ教育(シェアと共生)』

各々への変化は、一世代前の教育(の目的)を否定することで生じて来た。

私の世代の多くは、Z世代に対して「覇気がない」「向上心が足りない」「根性が足りない」「恋愛観が理解できない」等と、物足りなさを感じているだろうが、彼らZ世代はそれらの概念自体を受け入れる理由が理解できないのであるから、生き方そのものにギャップが生じて当然だと思う。

昨今SDGsの推進が世界中で叫ばれている。
奪い合うよりも賢く分配することを目指すのであれば、『フラタニティ教育』の肝である“友愛”の精神の普及が求められていると、私は感じました。

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