異国のタクシーにて。

こんばんわ。
5日前からオーストラリアに来ています。
成田→ケアンズ→メルボルン
ワーキングホリデー最後の歳で(たまたま行きつけ飲み屋の兄さんからもたらされた情報にて)
メルボルンに3ヶ月間住む予定です!

毎日色々な出来事が起きるし、ちょっとした買い物や食べ物の注文にも一苦労!
今のところ良いことの方がたくさん起きているけど、ケアンズにて起きたもやも〜やした出来事を忘れないうちに書いておこう。

ケアンズは一泊しかしてないけど、まさに南国〜!って感じで沖縄好きの私としてはとても体に合っている気がした。

税関のお兄さんは、日本語が少し喋れてとても感じの良い人だった。
空港でSIMカードの入れ替えをしたら、持参したカードが使えなくて路頭に迷っていたところ
さっきの税関のお兄さんがちょうど休憩で出てきていたので、すみません〜!と話しかけ、近くでSIMカードが買えるところを教えてもらった。

ケアンズでの目的は「どきどき動物探検ツアー」に参加すること。
これはまた次回にでも詳しく書きます。^_^


楽しくツアーを終え、へとへとで宿に着くと
あらゆるものからココナッツの香りがして、南国ですなぁ〜と感じながら眠りにつく。
翌朝、空港までのタクシーを宿のベンチで待っていると同じくタクシーを待っている白人男性に声をかけられる。

それから問題は発生しました。

昨日得た情報で、私はUberと言うアプリで個人タクシーを呼ぶつもりだった。
普通のタクシーより安いのです。

白人男性は、「どこまで行くの?」と尋ねました。私は「Uberを使って空港まで行きます。」と答えました。
彼「Uberは今までちゃんと来た試しがない」
私「初めて使うので不安ですがやってみようと思います。」
彼「空港に行くのなら私も同じだ。タクシーで一緒に行こう。」
私「それは助かります。金額を半分払います」
彼「その必要はない。私が払うから問題ありません。」

この時点で私は、めっちゃ良い人〜!
ラッキー!ってな気持ちでした。
一応Googleマップで移動中も道をチェックしていて、大丈夫大丈夫って思ってた。

無事に空港に着きました。
リュック一個の彼はカードで支払いを済ませ、早々とタクシーを後にしました。
私は車の中で調べて「It's very nice of you !(親切にしてくれてありがとうございました!)」と伝えると、「Merry Christmas !」と彼は言うのでした。

荷物の多い私はゆっくりとタクシーから降りていました。
そうしていると....

タクシーの運転手が降りてきて、「彼の支払いは出来ていない!カード決済がちゃんと出来ていないじゃないか!」と言って彼を追いかけ空港に走って行きました。

しばらくして運転手が戻ってきて、「彼は見つからなかった、あなたが払いますか?」と言う。
まじかよ、、。
でも払うしかない。
やるせない顔をして、「彼が払ってくれるって言ったんだよ」と告げても「ひどいね、でもしょうがない」って感じで私は3千円ほど払った。

去り際に「Merry Christmas !」って言われたのが後々むかついてくる。。

もやもやしつつ、まぁとりあえず飛行機の時間に間に合ったのだから良かった、とチェックインを済ませ保安検査場を抜けると、少し遠くに見覚えのある後ろ姿が。

例の彼です。う〜ん、どうする?
怖いからこのまま何事も無かったことにする?
わざとなの?事故なの??
もやもやもやもやもやもやもや....

とりあえず聞いてみっか!
翻訳アプリを使うことにしよう。
彼は私に気付き笑顔を振りまいてくる。
(私は苦笑い)

私「あなたのカード決済は出来ておらず、代わりに私が払いました。」
彼「あなたがお金を払う必要はありません」
ちがうちがう!翻訳がうまくいってないようです....。
私「タクシーの運転手はあなたのカードが使えなかったと言った。私が3千円払いました。半分払って頂けますか?」
この時の彼の顔がなんとも微妙な表情だったのです。

私が嘘をついて、現金を騙し取ろうとしてる
そのように感じたかもしれないとも思いました。

私が真剣に訴えると、彼は少しの間を置いて
ATMにお金をおろしに行きました。

が、しかし!
ぜんっっぜんお金がおろせないのです!
普段現金を使わない人なのか、操作が出来ないふりをしているのか、、全くわからない。。。

私はなんだか精神が疲れてしまって、
「もういいです....」
と言いました。

そうすると今度は、
「わかった!コーヒーを奢ろう!」
と言い出したのです。

私は「いや、大丈夫です〜σ^_^;」
って返したのだけど、なんだか彼はばつが悪そうで
「コーヒーにお菓子も付けよう!」
とか言ってくるのです。

事故なのか、わざとなのか全くわからないけど
とりあえずここは茶を頂くことにして
「紅茶をお願いします。」と伝えました。

私は私の持っている全ての言語能力で、きっととても不安そうな顔で、
「初めての出来事に戸惑っています。事故だといいけどわざとだったらとてもショックです。」のようなことを言いました。

彼は、タクシーの運転手が犯人だと言いました。

そして、コーヒーショップのお姉さんに
「私たちはタクシー運転手に騙されたんだよ!」と伝えていました。

去り際に、「僕たちはとても不運だったね!」
みたいな事を言われ
このことは無かったことにしようぜってな感じでなぜか握手して別れました。

う〜む。。
彼は最初から私に金を払わせるつもりだったのか。
私が詰めてきたので慌てて紅茶を奢ったのか。

はたまたタクシーの運ちゃんのやり口なのか。

みなさんはどう思いますか?

何も信じられん。
とりあえず、次からはタクシー同乗は実に危険だと思いました。

ちなみに、その後メルボルンの地でUber使ったけどすぐに来たし、何も問題は無かった。

誰かが親切そうに「タクシー同乗しようよ」
なんて言ってきたら「No,Thank you.」と言うべきですね。


皮肉にも、とりあえずこの出来事で
「It's very nice of you.」と言う言葉を覚えました。

おやすみなさい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?