「最高のアフタヌーンティーの作り方」/古内一絵

 この著者の本が好きで、「マカンマラン」というシリーズ作品を愛読していたのだが、本作はそれに通ずる良作だった。

 マカンマランも、食を通じて各話に登場する主人公が成長していく様子を描いた物語なのだが、本作もまた、とあるホテルのアフタヌンティーを巡る悲喜こもごもの人間ドラマに引き付けられる一作だ。

 作品に登場するホテルは、その名前から実在のホテルも容易に連想できるところなので、ぜひ一度実際に足を運んで楽しみたいものである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?