【キネマ救急箱#20.5】ホワット・イフ…?vol.3 〜MCUフェーズ2つ分くらいが詰まっとるアニメ〜
こんにちは。
ニク・ジャガスです。
過去2回の記事でご紹介した、MARVEL STUDIO公式アニメ『ホワット・イフ…?』全9話。
ついに最終話まで視聴を終えました!
↓↓↓第1話〜第3話はコチラ
↓↓↓第4話〜第6話はコチラ
第4話〜第6話は絶望感漂うエピソードばかりでドヨ〜ンでしたが、第7話〜第9話もなかなかの閉塞感で息苦しかったです。笑
ですが、全9話を観終わった率直な感想は「世界観が壮大過ぎてMCUフェーズ2つ分くらい詰まっとるアニメだったわ」です。
第7話「もしも…ソーがひとりっ子だったら?」
もしも、マイティ・ソーに義兄弟のロキが居なかったら?というお話です。
物語の基本軸は『マイティ・ソー』シリーズに沿っています。
絶望エピソードが続いていたところ、急にコメディ過積載のエピソードがブッ込まれます。
待ってたよ〜脳筋ゴリラ男〜…
アニメとはいえ、声を演じているのは俳優ご本人が多い本作。
クリス・ヘムズワースのゴリラでアホっぽい声に癒されまくりました。
また、義兄弟とは別の形でロキが登場しますが、お笑いコンビ感は健在。
第1話〜第6話までに起きたことを全く知らない2人が、軽薄な会話を繰り広げるのが堪りません。
そして「コラ男子!ちゃんと掃除しなさいよー!」と注意するクラスの女子的な立ち位置でキャプテン・マーベルが出演。
ソーと殴り合いの喧嘩をするたび、いちいち国境を超えて着地するのが面白い。
個人的にはニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)がコーグ(タイカ・ワイティティ)に体当たりされて意識不明になる設定に何故か萌えました。
そしていつの時代も“母は強し”なのですが、今回ばかりは母ちゃんが銀河レベルのため息子だけでなく、あらゆる星の生命体がビビりまくり。
ラストは次に繋がるシリアスな展開でしたが、全体的に楽しく、ちょうどいい箸休めエピソードでした。
第8話「もしも…ウルトロンが勝ったら?」
もしも、ウルトロンとの戦いでアベンジャーズが負けてしまったら?というお話。
物語の基本軸は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に沿っていますが、何と、これまで1話完結だった『ホワット・イフ…?』が全て繋がっていたことが本エピソードで明らかになります。
実写版MCUでピカイチの戦力を誇るヴィジョンが悪役として爆誕していたら…という分岐に始まるエピソードですが、お馴染みのヒーローたちが次々と破れる姿には思わず目を覆いたくなります。
そんなシリアスな場面の中で、あの最強ヴィランが秒で真っ二つになり、コスト0でインフィニティ・ストーンが全揃いしたのには流石に笑いました。
物語を静観してきた“ウォッチャー”が戦いに巻き込まれる破茶滅茶な展開、さらには『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』で全世界の涙を誘ったあのヒーローの死が意外な形で再現されるのは必見です。
マルチバース絶体絶命のピンチに対する切り札は意外な人物…?というところで次のエピソードにつながります。
第9話「もしも…ウォッチャーが誓いを破ったら?」
もしも、本作の案内人“ウォッチャー”が誓いを破ってマルチバースに介入してきたら、というお話。
物語の基本軸は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に始まり、『アベンジャーズ』シリーズに沿って展開されます。
特に多くは語りません。
最強のチームが結成され、最高な形でエンディングを迎えます。
一点だけ言及するなら、チームで命を懸けたミッションに取り組むときの「夕食までには帰れるさ」は大体帰れないフラグなので一瞬ドキッとした、くらいです。笑
既にシーズン2の制作が決定している『ホワット・イフ…?』ですが、ひとまず本作がどのように『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に繋がっていくのか、とっても楽しみです!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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