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夏至前のぼんやりタイム  365

日中の日差しも痛いくらい強くなってきたし、湿度は低めとは言え外作業はやっぱりこたえる時期になってきた。

こたえるのは人間も動物も植物もみんな一緒。

猫は「いつものご飯じゃないのが欲しい」と無言でご飯の前に座って動かないし、
植物の皆さんは午前中から水切れの子も出てくるようになってきた。
暑い中一日中外作業だった旦那さんは、脱衣所で綿棒をばらまいてしまいしょんぼりしている…そう、色々こたえているんだ、それぞれに。


わたしはといえば、朝から床の掃除をしていた。
そう、わたしは掃除をしたのだ。
ホウキに掃除機、拭き掃除と掃除をしたのだ!…と思っていた

飾り棚のホコリを見つけるまでは…。

しかも日中の自然光では気づいてなくて、夜の蛍光灯の灯りでホコリの存在に気づくとは…。
「ちょっと…こんなホコリ積んでるの気づかんとかある?掃除、したよね?」なんて自分に言ってみても「いやもう夏至も近いから…そりゃ色々あるよ。見過ごすこともある。しょうがないよ、ホント…」みたいなテンションで、早くもバテが顕在化しつつある。


そう、あと2日で夏至なのだ。
一年のうちで一番昼間が長い日。
一年でいうとちょうど正午にあたるという夏至。

冬至と比べると5時間くらい日照時間が長いとのことだけど。
(…5時間って、まぁまぁだよね、ドラマ5本分とか?)
この5時間分を「だから仕事できる!」だけに使って終わらないことを強く所望するのだけど、そんなことを考えているとやっぱり「サマータイム」や「シエスタ」を思い出す。

パリは本当にお昼過ぎたら空いているお店がとても少なかった印象だったし、夕方4時くらいからまた開きますーみたいなお店も多かった。
そう、お昼休みが長いんだよね。

イタリアで働いていた人の話では、現地では社員食堂でランチの時間にワインを飲むのは当たり前だったし、お昼休憩が2時間くらいあるのも普通だったとか。
2時間あったら、ホントにお昼寝できちゃうよね。


パソコン、スマホで便利になった分、余計に仕事が増えちゃう日本の質はそろそろ別の方に舵をきらなきゃねぇ…って気がするんだけどなぁ…
なんて、勤め人じゃないわたしが言うのもおかしな話かもしれないけど。


そういえば、みかんの生産地でだんだんみかんが採れなくなっているらしいという話を耳にした。理由は「暑さ」のせいらしいのだけど。
みかんの産地と言えば…えぇ、この島だって柑橘の生産地なんだよね、一応。

なるほど、確かに柑橘の様子がここ数年今までと違うと感じていたのは「暑さ」のせいってことだったのか…なんて思っても、いまいちピンとこない。

暑さのせいでみかんが採れないってことは…ここより涼しいところならみかんは収穫できるってこと?
北海道で稲作ができてるみたいに静岡よりももっと北でみかんの生産地が増えるってこと…なのか?

じゃあ、瀬戸内は…何ができるの?なんて考え出すと貧弱な発想では「トロピカルフルーツ?」みたいなことばかり浮かぶ。
トロピカルって…マンゴーとか?ライチとか?…ってトロピカルの内訳ですら貧弱なのだけど。
昨日「マツコの知らない世界」でやってたし…タイムリーじゃないか…。


そう、ここ数年の夏を越してきて、ただ「暑いよねー」「まいるよねー」で終わるのもなんだかお腹いっぱいなので、何か別の過ごし方とか方向が浮かぶといいなー、夏至ってちょうど切り替えのタイミングだし…なんて、夏至前のぼんやり頭で考えている。



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