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小さなほしの子さんたちが落ちついて遊べる環境。
天蓋付きの小さな小さなスペース。
小さな子ほど目や耳から受け取る情報は多いのでなるべく静かな環境を整えています。

大きなほしの子さんたちが遊ぶスペースは、お台所の隣のお部屋。台所仕事のお手伝いもできるようにと考えました。
こちらもやっぱり小さな遊びのスペース。
今のこどもたちは小さい方がよく遊びます。

それぞれの年齢や成長に合わせて柔軟に保育できるのがシュタイナー教育の良いところですね。
必ずしもみんなが一緒になって遊ぶ必要はない。年齢成長によって興味があることもできることも違うのですから。

ほしの子の遊びに使う道具もなるべく手先の感覚を刺激するようにと、木の実やシルクの布やホーロー鍋や紐などを揃えています。
どれもそれだけではシンプルななんの変哲もないただの「もの」なのですが、こどもたちの無限の創造力によって無限の遊びの可能性が広がります。

もちろん音が鳴ったりディテールが本物みたいだったり電動のおもちゃのような完成された既製品は、刺激的でこどもたちの食いつきも良く、一時はよく遊ぶのだけれど、学園では乳幼児から小学生まで、遊びや学びがただ消費されないようにということにも気をつけています。

ほしの子さんや小さなこどもたちを見ると、大人の生み出す覆いの中で、こどもたちはいつも「自由に遊びを生み出せる時間」を求めているのだなと感じます。

実際、自分の思うような良い遊びが出来なかった時、子どもたちは「まだ帰りたくない!」と親を困らせたり、ぐずぐず言うことが多いです。

体調のアップダウンや未熟な身体と心、そんなアンバランスさを抱えたこどもたちが、ほしの子でいかに自分の創造力を働かせてよく遊べるか。保育者はいつも知恵を絞って環境設定に取り組んでいます。こどもたちよりも現場の大人の方が先に柔軟なアイデアと創造力が試されています。

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