6/15 CA議事録-コンビニ弁当の底上げ問題について-

今回の記事は6/15日に行われたCAについてです。今回の議題は「コンビニ弁当の底上げ問題」についてで、立論者は反対派、参加者は賛成派の立場から議論を行いました。前提として今回は問題意識を特定の分野(法的、倫理的、世間的など)に置かず、底上げをやめるべきかどうかについて議論を行なっています。

意見・論点
議論の中の大きな論点として優良誤認につながる事とどこに付加価値を持つかが論点として挙げられます。
まず優良誤認についてですが、立論者側は優良誤認について企業及び消費者にとってマイナスイメージになることは良くないとして議論を進めていました。しかし参加者側の意見としてすでに消費者がマイナスイメージで捉えておりSNS上での底上げに対する批判の口コミは多い、その上で消費者庁によるサイバーパトロールが行われているのであれば問題として捉えられていないため良いのではないかという反論が出ました。それに対する立論者側に意見としてはリーディングカンパニーが率先して底上げを行うことで業界にそういった流れができてしまうことが問題としましたが市場原理で淘汰されることも十分に考えられます。

次にどこに付加価値を持つかですが最近のコンビニ業界では高付加価値戦略をとる企業が多く見られています。しかし、立論者はコンビニの利用者数データから半数以上が会社員であるという現状で高付加価値である商品がどれだけ望まれているのか不透明であり、それよりも底上げなどによるサイズダウンをやめるべきだとし議論を行なった。それに対し参加者はスーパーの店舗数が減少傾向にあることからリモートワークが増え会社員が外出する機会が減る中で元々スーパーへ来店していた高齢者層もコンビニへ来店する傾向が高まっているため客層の変化から高付加価値戦略は打ち出されるべきだとした。また、会社員の客層に対し付加価値を持たせることは必要ではないと言い切れないといったことも挙げられた。

その他にも環境への影響などの意見も多く見られました。個人的な感想として店舗や商品などの変化から企業が何を問題・好機としてどういう戦略をとっているのかについて考える良い機会であったと感じます。今度コンビニに行った時に他の企業戦略について目をつけてみようかなとも感じました。
今回の記事はこれでおしまいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。


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