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プロ作家になろうと思ったときすること。

あなたの小説偏差値を知ろう。

 小説偏差値というのは、あなたの小説のレベルです。
 とにかく一本小説を書いて投稿しましょう。何次選考まで残ったでしょうか。小説投稿サイトにアップしてみましょう。ポイントは取れたでしょうか。ぜんぜんでしょうか?
 複数のやり方でためしてみましょう。

あなたの小説の向き不向きを探ろう

 小説投稿サイトだとたくさんポイントがつくけど、新人賞だと一次選考にも通らない。あるいは新人賞だと予選通過するけど、投稿サイトだとぜんぜんダメ。
 web小説と新人賞は評価するポイントが違うので、こういうことが起こります。
 生徒さんの小説を読んでいても、投稿先間違えているなぁと思うことがありますよ。
 私はデビュー前はSFと少女向けが書きたかったのですが、ヒロインがかわいく書けていると評価され、結局男性向け作家になりました。

あなたの小説のウリを探そう。

 ウリは、書いている本人は、意外とわからないものです。小説を誰かに読んでもらいましょう。できれば目の前で読んでもらうといいですよ。そして反応を観察するのです。自分ではよく書けたと思っていたラブコメ部分はつまらなさそうに読み飛ばし、バトルシーンを繰り返して読んでいる。だとするとあなたはバトルものが向いているのかもしれません。

傾向と対策を立てよう。

 受賞したいレーベルが、どんなジャンルのものを欲しがっているのかリサーチしましょう。最近の受賞作とそのレーベルで売れている本(増刷回数が多い本)を読みましょう。
 乙女系のレーベルにバトルを送っても無駄です。官能小説にBLを送っても無理です。
 あなたの小説をもっとも高く評価してくれるレーベルを探しましょう。
 もしくはあなたの小説のウリと、受賞したいレーベルの好みのすりあわせを行い、好みが重なっているものを投稿しましょう。
 そして、投稿して評価シートが返ってきたら、何がダメだったのか分析しましょう。
 PDCAを回しましょう。プラン実行チェック改善ですよ。チェックと改善が大事です。

小説家になるためには初期投資も必要です。

 今の作家志望者、とくにweb小説を書いている方は、パソコンやプリンターを持ってない方もいらっしゃいますね。スマホで執筆している人もいらっしゃるようです。
 ですが、作家業をビジネスとして展開するのなら、パソコンとプリンタとワープロソフトは必須だと思います。
 スマホで人差し指で入力するよりも、パソコンで両手で入力するほうが早いし、疲れませんよ。
 投稿前に紙に印刷して赤ペンでチェックすると、不思議と誤字が見つかります。レーザープリンターも、今は安くなりました。投資だと思って購入しましょう。

執筆に使った領収書をためましょう。


 デビューしたらやってくるのが確定申告です。投稿していたら、いきなり賞をとり、いきなり本が出て、いきなり印税(作家のギャラ)が振り込まれます。
 印税は源泉徴収されて(あらかじめ税金を引かれて)振り込まれるので、多くの場合払いすぎになっています(デビュー作でベストセラーを出した場合は別です)。小説を書くために、博物館に行った。資料本を買った。カフェで小説を書いた。電気代も家賃も電話代も必要ですね。こうしたお金は経費と言います。私は家賃や携帯電話代、水道光熱費は半額経費にしています。
 売り上げ(出版社から振り込まれた印税)から経費を引いた額が、あなたの本当の所得です。初年度はあまり儲からないため、税金は全額返ってくるでしょう(還付と言います)。
 きっちり確定申告して正しい納税をしましょう。払いすぎた税金は返してもらいましょう。

早く小説家デビューするためには。

 投稿している時期というのは助走にすぎません。助走は長すぎると本戦をする前に疲れてしまいます。さっさとデビューするほうがいいですよ。
 孫子の言葉に、「敵を知り己を知れば100戦危うからず」というのがあります。
 敵(投稿先のレーベル)のを知り、自分の良さと苦手を知れば、早くデビューすることができますよ。(私はアマゾンアソシエイトに参加し収入を得ています)


基本無料のつもりですが、サポートを頂くとモチベーションが上がります。参考になったな、おもしろかったな、というとき、100円のサポートを頂けたらうれしいです。