ファンタジーとホラーを併せ持つ 三男のみっくん
ディズニーランドに大人になってから行った時に、
昔のディズニーの物語はホラーとファンタジーから成り立っているのだと気付いた。
夢とか希望とか魔法!というイメージが先行してすっかり忘れていたけれど、
よくよく思い出してみると物語には悪くて怖い魔法使いや恐ろしく不気味な森など、
なんか結構おどろおどろしいシーンが出てくる。
ディズニーランドのアトラクションにもそのホラーとファンタジーの合わせ技が随所に見られた。
どうやら闇とファンタジーは共存しているというか、
闇なくしてファンタジーなしというか、
闇の中でこそファンタジーたることができるというか、
なんかそんなことを感じる。
うちの三男のみっくんは、そういう点においてディズニー的だと思う。
顔も体も丸々としていて可愛らしく、
直線がどこにも見当たらない。
まんまるお目目に大きなお耳に天使のような声。
まるでお団子の妖精のような愛らしさを持っているみっくん。
しかし彼の怒りポイントに触れてしまうと、
表情筋を少しだけこわばらせた真顔でこちらをじっと見つめながら、
身近なものを手当たり次第分別なく投げていく。
また時には急にバシバシと叩いてきて、
こちらが痛がると嬉しそうにニコニコしながらよしよしと頭を撫でてくる。
精神的ストレスを受けると、
スローモーションになったかのような速度でゆっっっくりと瞬きをする。
間の使い方、目の使い方が非常にうまく、
一瞬にして見ている人を別世界に連れて行く魔力がある。
こ、怖いんですけど。。と親でも言いたくなるホラー感だ。
みっくんの妖精感は、このホラーな部分からできあがっているとおもう。
ホラーな部分がなければ、とっても可愛いただの子どもだ。
だけどホラーな部分があることで、みっくんは童話から出てきたのでは?と思えるようなファンタジー感を醸し出している。
少しだけ狂気をはらんでいる気がする三男のみっくん。
明日はみっくんの2歳の誕生日だね!
この狂気を、おもしろい感じで人生でつかっていってくれることを母は願う。
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