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28/1096 赤ちゃんを受け入れる恐怖


私はこの数日、胸につかえを抱えていました。


それは、赤ちゃんへの拒絶感。




『染色体異常かもしれない』という引っ掛かりが、
赤ちゃんを受け入れることへの怖さに繋がっていました。

なぜ怖さに繋がるのかが自分でもよくわからずに、
我が子に壁を感じたままNICUに行く日々でした。


そんな心境のまま出産してから3日目、
マタニティブルーも落ち着いて少しづつ赤ちゃん
への想いに変化があらわれてきました。


『私はどうしてこんなにも、かたくなに赤ちゃんを受け入れることを恐れているんだろう?』
『赤ちゃんの存在を受け入れたら、どうなってしまうと思っているんだろう?』

心のドアを開けて赤ちゃんを少しだけ受け入れることを想像したときに、
ようやく自分が恐れていた2つのものが見えました。

■望まない未来が現実化しそうな恐怖
■痛みを伴う愛を受け入れる恐怖



1つ目は、
望まない未来が現実化しそうな恐怖

まだ染色体異常だと決まった訳ではない。
だけれどもこの怖さを受け入れてしまったら、
それが現実になってしまいそうな気がしました。

自分の実家の近くで大災害が起こった時に、
『大丈夫、今は出掛けている時間のはずだから』と必死に言い聞かせるような。
少しでも怖さを感じてしまったら、
家族が災害に巻き込まれているという知らせが届きそうな。


2つ目は、
痛みを伴う愛を受け入れる恐怖

身近に障害者の方と接することが少ない環境で育った私は随分と理解不足で、
自分の子どもが障害児だったらと考えると
強い痛みを伴う未来を想像してしまいます。

手術や病気の多い人生の可能性もある、
もしかしたら親より先に逝ってしまうかもしれない、
しかし残していくのもきっと心配にはなる。
差別や偏見、憐憫、色んな目に晒されるかも。
子どものピュアさや無防備さに愛を教えてもらいながら、
またその剥き出しの魂が傷つくところも見なきゃいけないかもしれない。

『もう何がどうなっても二度と引き返せないぞ』
『たくさん傷ついたり、泣いたり、究極の愛を知ったり、そういうことが盛り沢山の人生が始まってしまうぞ』
『価値観も人生もひっくり返るぞ』

と突きつけられているような感じがするのです。
冷静に考えてみたら、
それは健常児であっても同じような可能性はあるのに。


しかしそうやって自分の中にあった恐怖が分かると同時に
赤ちゃんへの拒絶感が少し和らいでいきました。

深い呼吸をして、久しぶりにオラクルカードを引きました。
『赤ちゃんからの今のメッセージをください』と。

目を閉じてカードを切りながらピン!ときたところで目をあけると、
なんとすでにひっくり返った状態のカードが1番上にありました。

自分でも『・・・Why??』でした。

しかしそれだけに赤ちゃんからのメッセージを強く感じたのです。




新しいサイクルの始まりを告げるカード。
まさに、ピッタリなメッセージ。

ついでに、怖さを感じつつも受け入れようと意識転換し始めた自分へのメッセージカードはこちらの2枚。



いずれも新しい段階への移行を示すカードでした。


ちょっとずつ肚が決まってきました。
もちろん、染色体異常がないことを親としては祈っています。


それでは、また明日♡

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