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日記について
日記を書こうと思う。
これは、わたしが私と向き合う日々の
「いつかの日」までの日記。
高校生の頃「向き合う」という言葉や概念が嫌いだった。
向き合うってなに、と思っていた。
24歳になった今、自分と向き合うべき時が来た。
今も実際には思っている。
向き合うって、なんなのだろう。
私と同じクローンが目の前に現れて、私の不安や感情や何もかもをぶつけたとして、同じ温度で返してくれれば、答えが見つからなくても、日々を乗り切れる気もする。
自分自身の中で行う自問自答が、今は悪い方向にしか行かないので、そうやって何かを介したり、物理的に自分と切り離した何かと話し合いたい。
自分自身と距離を置きたいそう思っている。
でも、向き合ってみようと思う。
向き合うが嫌いだった頃よりも、今の私は私自身を知らない。
好きなものも、嫌いなものも分からなくなってしまった。
それがいつからなのか、その原因が何かも分からない。
分からないことだらけで、その分からないことに対する不安が
日常を侵食してきた。それに気づけなかった。
そして、大切な人を傷つけ、失った。
もうそばに、大好きな人がいない。
もちろん友人はいる。家族もいる。
彼らのことはもちろん大切に思っている。
ただ、大切な恋人はもういない。
自分と向き合うべき時が来たのだと分かる。
カッコつけた文章を書きたい。
上手く文章が書きたい。
ずっとそう思っていた。
だから、近頃はずっとなにか特別だと思える出来事があった日のことしか記してこなかった。
それと同じように、いい彼女であろうとしていた。
いい大人になろうとしていた。
でもそれも、もうやめる。
私は日々、自分を他者を環境を見つめていく。
その日々が始まる。
この日々にいつか別の名前をつけたい。
20240318
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