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接木

三日ほど前のこと。

こちらでも視聴できる、ドラマ「ミステリと言う勿れ」の、あれは第何回だったのだろう。ストーリーの最後の、主役の菅田将暉さんの一言に驚いた。

「ソメイヨシノは自力では繁殖できない。今日本にあるソメイヨシノは全て、一本のソメイヨシノから、接木か挿木によって繋がれ生まれてきたもの。」

確か、こんな内容だったと思う。内容自体にも驚いたのだけれど、何より「!!!」と飛び上がりそうになったのは、この同じ日の数時間前まで、今自分が夢中になっている俳句作りで、季語の「接木」について、さんざん頭を捻り知恵を絞っていたから。

接木?何それ?また今日の季語も植物系?から始まって、唸り続けた末にやっと投句した、その直後に聞いた菅田将暉さんのセリフ。聞いた?接木だって!ひょ~、嬉しやこのシンクロ!俳句で格闘していなかったら、「接木」という言葉に、おそらくここまで敏感にはなっていなかっただろう。

かれこれ10年以上ブログを書いていた。1年前にnoteを始めてから、ブログはなんとなく書かなくなり、書けなくなり、現在完全休止状態。もともとnoteは、文章を短く書くための訓練として、何を思ったか未経験の短歌を作って載せようと、始めた。無謀。その後昨年秋に、白杯というnote内での俳句大会に参加、今やその俳句に夢中になり、note内での俳句幼稚園生活を満喫している毎日。白杯の前から、俳句の世界をちらちらと見せて下さっていたnoterさん達、そして白杯に誘ってくれたnoterさんに、感謝の気持ちでいっぱいだ。

日々俳句を投稿しているだけでも、自分のnote記事を振り返るとその句を作った時のことが思い出されて、とても良い記録になっている。が、やはり俳句以外にも書き残しておきたいこと、いや、書き残すなんて大げさなことではなく、ただ書きたいなと思うことが、ぽこぽこと出てきている。

俳句以外の投稿も、これから少しずつしていこうと思う。文章は短めに。