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✈︎夏の雑詠 2023/5/23 〜緑雨、若葉風、プール〜


指ひろげペディキュア塗りて緑雨かな

緑雨/新樹の若葉にふる雨のこと。夏の雨(三夏)の子季語

あの頃の歌ゆくりなく若葉風

若葉風ゴルフボールの高らかに

若葉/初夏

プールサイド太陽へ背中せな並べをり

プール/晩夏、上五字余り


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一句目。
先週の実景です。雨の景色を窓越しに見ながら、ペディキュアをぬりました。

二句目。
最近娘が何かで知ったそうで、時々車の中で杏里の歌を聴いています。杏里は私も昔よく聴いていた時期があるので、とても懐かしいです。

三句目。
夫と息子と、ゴルフの打ちっぱなしに行ってきました。息子がなかなか調子が良く、ゴルフ場のスタッフだとおっしゃる方に褒められていました。若葉を揺らす風を感じながらの打ちっぱなしは、とても気持ちが良かったです。
「高らかに」に、打音と飛球の高さの両方を込めました。

二句目と三句目は、先日放送されたNHK俳句に出てきた「若葉風」を使ってみたくて詠みました。

四句目。
これも実景です。
うちのアパートの目の前にゴージャスそうなジムがあって、大きな屋外プールがあります。うちのリビングからそのプールが一望できます。10日ほど前からプールが開いた模様。
先週末は天気が良くて、プールサイドのベンチでうつ伏せになって、日焼けをしようとしていると思われる人がたくさんいました。泳いでいる人もいましたが、プールサイドで過ごしている人の方がずっと多かったです。
今どきの日本では、「焼けたい!」という人はあまりいなさそうなので、伝わるかどうか…。

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いつも本当にありがとうございます。
目に留まった句がもしもありましたら、教えていただけたら嬉しいです!