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季語:根分、春の空、と推敲(芽吹き、受験子)

①根分終へほつと一杯沁みゆきぬ

②春の空レノンを愛せし吾が恩師

(はるのそらレノンをはせしわがおんし)

春の空レノン愛せし吾が恩師 (アポロさんより)

(はるのそらレノンあいせしわがおんし)

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① 根分も株分も経験がなく、昨日の幼稚園での皆様の句やコメント欄、ネットで得た情報などから、想像で詠みました。根分とは違うと思いますが、うちにも、鉢が小さくなってきてしまっているアンスリウムが...。近いうちに、もっと大きな鉢に移してあげないと窮屈そうです。

② 今日は、5年前に亡くなった私の恩師の命日です。「春の海」では詠めず。真っ黄色の愛車と、ジョンレノンを意識した丸メガネをかけていた先生のイメージは、春の空でした。

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推敲

◇元句: 芽の吹きてぎゆつと五彩の予感かな

推敲:褪せ庭にぎゆつと五彩の芽吹きかな(鶫さん)

「芽吹き」と「予感」の2つの語が近すぎるかも、と鶫さんに教えていただきました。推敲句は、鶫さんが下さったそのままです。上五に、「自分が外に出てみたら」という意味の五音を探してみたのですが、やはり「褪せ庭に」が一番ぴったりくると思い、こちらを推敲句とさせていただきました。


◇元句:受験子の首尾教ふるは帰宅音

推敲:受験子の鍵回す音が出来を告ぐ(じゅけんしのかぎまわすねができをつぐ)

紫乃先生から、そのまま詠んだ方が伝わるのでは?というアドバイスをいただきました。「鍵回す音」は、子どもが帰ってきて、自分で鍵を開けて家に入ってくる、その鍵を回す音のことです。


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