季語: 甘藍、キャベツ
① 甘藍の重みに軽む家路かな
(かんらんのおもみにかろむいえじかな)
② 焼き餃子吾もキャベツ派に染みにけり
(やきぎょうざあもきゃべつはにそみにけり)
◇オマケ◇
覚えてる?キャベツ畑のあの人形
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① 美味しそうなキャベツが手に入った日は、本当に嬉しい。いつも丸ごと買うので重たいけれど、心はうきうき、足取りも軽くなる。という句です。
② 餃子の具の話です。キャベツ派か白菜派か。
・「キャベツ派」という合成語の中の「キャベツ」は、季語とみなされるでしょうか。
・上五は、家で作る餃子のことを言いたいために、「焼き餃子」と「餃子の具」で迷いました。「餃子の具」の方がわかりやすいですが、説明的になりませんか?
・下五の、「染みにけり」。最初は「染まりけり」とするつもりでした。が、「染まる」は現代語らしいということがわかり、古語と文語文法を調べて「染みにけり」としました。間違っていないかどうか。
また、「そみにけり」が、あまり馴染みのない言い回しなのも気になります。「なりにけり」のような、わかりやすい表現の方がよいですか?
・それから、「キャベツ」の旧仮名表記は、「キヤベツ」となりますか?
いろいろ質問ばかり、すみません!
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以下、余談です!
大好きなキャベツ。
これまで私が住んできた国では、日本のような柔らかいキャベツが手に入りにくいところが多かったです。同じ国でも地域にもよるでしょうね。
何も春キャベツのような柔らかさまで求めていません。普通でいいのです。砲丸投げの球のようなコチコチキャベツ、どうやってコールスローにしているのかと思ったら、こちらの友人はおろし器ですりおろしていました!
キャベツは欧州原産だと。でも欧州でも、私の身近なところでは柔らかいキャベツはマイナーでした。時々、先がすぼまっている円錐形の柔らかいキャベツが売られていて、日本人の友人達の間では「三角キャベツ」と呼ばれて愛されていました。
今はアメリカでも、10年前に比べたらずいぶん柔らかいキャベツに遭遇できることが多くなりました。柔らかそうなキャベツを求めて、スーパーを梯子することはしょっちゅうです♪
スミマセン、キャベツ語りでした。
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トップの写真は、一昨日買ってきたキャベツ。日本のような少し平らめなキャベツは、普通のスーパーではあまり見かけないです。アジアン食材屋さんにはあるけれど。
今日もここまでお読み下さり、本当にありがとうございます!ご意見やご感想など、よかったらどうぞよろしくお願いします。