季語：卒園、卒業式、と推敲（受験子、根分）

①卒園やおもひでのアルバム潤む

→おもひでのアルバム潤む卒園式（鶫さん）

②卒業式目に焼きつくる彼の寝ぐせ

（そつぎょうしきめにやきつくるかのねぐせ）

→卒業式目に焼きつくるあの寝ぐせ

③矢絣の背すじの伸びて卒業式

④碧空へ角帽よ飛べ卒業式

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① 昔々、自分が幼稚園時代に歌った「おもいでのアルバム」が大好きで、今聴いてもうるっとします。

②、③、④は、そのままです。

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推敲

◇元句：受験子の首尾教ふるは帰宅音

→受験子の鍵回す音が出来を告ぐ

ここまでが昨日。さらに推敲！

→受験子の鍵回す音に耳をたて（紫乃先生）

→受験子の帰宅やカタリ鍵の音

紫乃先生より、最初の推敲句の「が、を、動詞」を変えられたら．．と。情報を削ってみるのもよいのでは？とアドバイスをいただきました。ありがとうございます！「カチャリ」よりももっと小さな音にしたくて、「カタリ」を選びましたが、いかがでしょうか。

◇元句：根分終へほつと一杯沁みゆきぬ

→根分して珈琲豆を挽きにけり（鶫さん）

→根分してゆつくり淹れる紅茶かな（鶫さん）

元句の「根分終へ」だと、根分作業が終わった後の、句の後半部分に重きが置かれてしまい、季語の存在が弱まってしまうと、鶫さんからアドバイスをいただきました。本当にその通りです。ありがとうございます。季語を大事にしたい！

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