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【俳句幼稚園弐: 「え」】(追記あり)


① 絵筆置きひとつ吐息や冬日影

(冬日影/三冬)

▶ 絵筆置く吐息しづかに冬日影
▶ 絵筆置く部屋半分の冬日影


(鶫さん、初瑠さん、アドバイスありがとうございます!)


② 遠距離の手紙束ねて冬青空

(冬青空/三冬、下五字余り)

▶ エアメイル届く十時の冬青空
▶ エアメイル午前十時の冬青空 

(元句とは別に、エアメイルの句も考えてみました。皆さま、アドバイスやご感想をありがとうございます!)


〈オマケ〉

榎茸なぜ好きなのと聞くあなた


(榎茸「えのきだけ」/初冬)

◆◆◆◆◆

① 「え」から始まる語を娘に聞いたら、「絵の具」と。絵の具は難しかったので、絵筆にしました。
影という字が入りながら「陽光」を表すという、春夏秋冬それぞれにある、「○日影」という季語が好きです。

② 「え」から遠距離。

〈オマケ〉
季語の「榎茸」は、スーパーで売られているような、白い細いものではなく、茶色の野生味のあるもののことのようです。
(私は、えのきよりしめじの方が断然好きです…!)

◆◆◆

トップの画像は、娘の友達が描いてくれたという絵の一部。この絵から「絵の具」が浮かんだそうですが、「ん?これ絵の具じゃなくて、クレヨンで描かれてるかも…」だそうです。

今日もここまでお読み下さり、ありがとうございます。
よろしくお願いします!