夏。
気が付いたら街には笹の葉が並んでいた。
五色の短冊にはさまざまな願い事。

もう夏が来たのかと
燻るこの気持ちにも照りつけるこの日差しにもうんざりしていた。

そんな暑さにやられて漏れた言葉。

 織姫と彦星ってさ、幸せだと思う?

どう考えても俺らしくなくて可笑しかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?