識っておくべき外腹斜筋
腹斜筋は脇腹の筋肉で、
皆様御存知の「腹直筋」よりも
更に表面にありますので、
この筋肉が固くなっていると
その奥は動きが全て制限されますので、
腰痛やギックリ腰、ウエストの形など
「全て」コイツのせいです。
昨今、みぞおちの両脇が出っ張っている
漏斗胸と呼ばれる症状が在るのですが、
その極軽度なものは非常に多くなっています。
漏斗胸
その原因は遺伝的な要素もありますが、
成長過程で目立ち始めることが多いことから、
私見ではありますが、外腹斜筋が固いことで、
発症していると考えています。
腹斜筋
特に青い矢印の向きの外腹斜筋が固くなれば
後傾姿勢にすることで筋肉を伸ばそうとします。
後傾姿勢がイメージできない方には
「小便小僧のような姿勢」とお考えください。
小便小僧
漏斗胸の写真は呼吸器科のサイトからお借りしており、
肺活量の減少を生みますので、
本来よりも排気量の小さなエンジンを
載せた車のように元気がなくなります。
また、肋骨と骨盤の間には本来、
ご本人の指が四本入るようになっています。
腸ー肋間
胴体が短くて良いのでは?
とお考えかも知れませんが、
若い頃のWサイズが54cmだったご婦人が
外腹斜筋の固化に伴い肋骨が骨盤内まで入り込み、
体脂肪率は高くないのにWサイズは82cm。
女性の皆さんそれで納得できますか?
腰痛・肩こりは言うに及ばず、
美のスタートも外腹斜筋なのです。
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