【二分音符コーチング】ペースを大切にするコーチングと効率を高めるコーチング
コーチングには、「ペースを大切にするコーチング」と「効率を高めるコーチング」があります。
【二分音符コーチング】は、前者です。
コーチングになっていればどちらも間違っていません。ただ、後者が世の中の大半です。
後者の「効率を高めるコーチング」は、「より早く、より高く、よりスマートに」達成しようとする性質があります。コーチングの時間も効率的にしようとします。
一方、前者の「ペースを大切にするコーチング」は、「呼吸を合わせ、あきらめを希望に、自分が設けていた限界を超える」ことを目指します。
コーチングがもともと、達成したい目標があって、それを確実に達成できるよう、手段を考え、効率的に獲得し、目標を超えた時に見える世界を手に入れるためのものだからです。
極端な話を言えば、良さそうな「やり方・手段」を提案してもらうか、面談の中で見つかればそれでいい、という人もいるものです。
「何を」「どのようにするか」のコーチングと言っていいでしょう。
これら一般的なコーチングについては、ほかをご覧ください。
それよりも、
●じっくりゆっくり考えたい。
●深いところから浮き上がってくる言葉を話したい。
●周りの人と違っていると感じるが、自分も力を発揮したい。
●本当に大事なことを考えたい。
●「理想論」と切り捨てられてしまった発想を考えたい。
●最後まで届くのが苦手なタイプなので、まず一つ完成させたい。
という、スピードを速めると「自分が自分じゃなくなる」感覚を持つ人を大切にしたいのです。
「ペースを合わせる」というのは簡単なようで難しいものです。
ペースが「速い」(効率化)方は、早口で息もしないように見えるほど次々と言葉を紡ぐ人に対しては、こちらも呼吸できないし、話の中身を頭で理解するには相手以上の速度で理解処理していくか、音で雰囲気としてつかまえることになります。
ペースが「遅い」(ペース重視)方は、深い海に潜水するようなもので、呼吸の頻度は少ないし、呼吸を合わせる必要もあります。
どちらもコーチが呼吸を合わせられないと、「呼吸を乱された」とクライアントが感じることになります。
また、不要な情報をすぐに捨てるか、判断がつかない情報も吟味するかについては、
ペースが「速い」(効率化)方は、無駄と判断したものを切り捨てていきます。目標を達成するのが第一なので当然です。必要だったら、あとで拾いに行けばいいですし。
ペースが「遅い」(ペース重視)方は、目標に関するもの、インスピレーションが降りてきそうなものは、何でも手元に引き寄せます。目標に関係なくても、気がかりなことには取り組んで終わらせ、集中力を高めていきます。
目標に直接関係なさそうでも、直感的に「感じたこと」を大切にします。「感じたこと」は、何か関係あるのだろうけれど、目標のために必要なことかどうか、すぐには判断できないからです。
「二分音符コーチング」が適している人のコーチングには、この感覚と経験が必要です。
このような人は、「普段感じていることを話しきれていない」
「自分が本当に話したいことや本当の課題について話せていない」
などとお考えのことでしょう。
時間もかかるので、「効率的なコーチング」を目指すコーチにとっては苦痛かもしれません。
職業として考えると多くのクライアントにコーチング・サービスを提供するのは当然の話なので、それはそれで大事な姿勢です。
その一方で、私が求めていた私を生かすためのコーチングは「二分音符コーチング」です。
私以外にも、このコーチングを求めている人がいるだろうし、
もしかしたら、これがわかるのが私しかいないかもしれません。
精一杯応援したいと考えて、あえてここで取り上げました。
Core Infinity( https://core-infinity0.jp/service )