「最果てのパワー過ぎるスポット 高浜おおい小浜編」にモニターの皆さんと行ってきました!
#わかさはっくつプロジェクトでは、現在、嶺南の魅力を取り入れたモデルコースを造成中。
先日、【最果てのパワー過ぎるスポット 高浜おおい小浜編】を開催し、モニター参加者の皆さんからさまざまなご意見をいただいたのでご報告します。
旅をより楽しくするためのポイントとは?
今回の参加者は、20代の女性4名。
2名は県外出身者ですが、仕事などですでに福井にご縁があり、全員がある程度福井を知っている、というメンバーでした。
しかし、全員が嶺南にはほとんどなじみがないということで、まっさらな状態で嶺南を楽しんでくれました。
ほとんどが「自由に散策」というのが#わかさはっくつのお決まりになりつつあります(笑)
そんな1泊2日で4人が発見してくれたのは、「旅の新たな楽しみ方と、そのために必要な要素」でした。
今回の記事では、当日の様子とともにこの4つのポイントをひも解いていきます。
親しみやすいナビゲーターの存在
今回もいつも通り、大川はるなちゃんがナビゲーターを務めます。
ナビゲーターと言っても、
「次はここに行きます」みたいな案内は一切なし!
時々スポットの解説をしたり、選択肢を示したりしながらも、行き先の最終決定はモニターの皆さんにゆだねるのがはるなちゃん流。
ナビゲーターと参加者の中間のような存在で、一緒に旅を楽しんでいます。
そして、そんな身近なナビゲーターの存在が、実はとっても重要みたいです。
正木さん「はるなちゃんは、電車移動の時もいろいろな話をしてくれました。車窓から見える青葉山や、小浜線の十村駅がとても古くからあること(編集部注:築100年を超える、小浜線最古の駅なんです!)を教えてくれて。
知らなかったらそこまで感動もせずに通り過ぎていたと思います。
はるなちゃんのおかげで電車の中から旅を楽しめてよかったです!」
旅行者が制限なく自由に行動できる空気・環境
旅を進めていくうちに、参加者のみなさんの探求心がどんどん大きくなっていき、
「ここなんだろう?」「あっちいってみる?」と、はるなちゃんのようにナビゲーター化していく姿が、運営側にとっては印象的な出来事でした。
これは、ナビゲーターをはじめとした運営側が、
参加者の皆さんが制限なく自由に行動できる空気・環境を整えられたからではないかと思います。
「探求心×自由」は、旅をより楽しくするために重要なポイントだということがわかりました。
他者の感性に刺激を受けてみる
「この洗濯板みたいなの、何?」
旅の序盤に訪れた高浜町の青海神社で、ある参加者から声が上がりました。
「たしかに!」
「なんだろう?お札?」
このミニ洗濯板(のようなもの)は、境内のいたるところにあり、謎は深まるばかり。
全員でああでもない、こうでもない、と話し合っていると、宮司さんが出てきてくださいました。
お話を聞いてみると、実はこれ、水占のたてといって、天気を占うのに使うものだということがわかりました。
昔は、12本の線のにじみ方などによってその月の天気を予想していたんだとか。今は正確に結果を読み取れる人がいないそうですが。
想像に反して神秘的なものだったことに驚きです!
ほかにも、神社の歴史や、青という地名などについてたくさんお話を聞くことができました。
道中ではこんな風に、誰かの「これなんだろう?」「これいいね!」という一言が広がって、みんなの気づきや学びにつながる瞬間が何度もありました。
宗近さん「私は『ここ不思議だな』って気づかないタイプなんです。
でも、みんなが『気になる~』って言うから自分も気になるようになって、新しい視点での気づきがたくさんありました」
佐藤さん「他の人が気になったことを、自分も気になって見てみることができるというのは、何人かで行くツアーならではだと思いました。
自分のセンサーには反応しなかったものを、他の人の感性に刺激を受けて目を向けることができて、よかったです」
他の参加者の声に耳を傾けることで、旅はより楽しくなるのかもしれません。
発見を即座に共有できる空気感
福田さんは、「発見したものをみんなで共有できたのもよかったです」と言います。
素敵なもの、気になるものを見つけたら、みんなに伝えて共有する。
そこからさらに気づきや学びが広がっていく。
今回の旅では、そんな出来事がいくつもありました。
親しみやすいナビゲーターのもと、制限なく自由に行動できること。
そして、発見をみんなで共有し、お互いの感性に刺激を受けることで、旅はより楽しくなる
ということがわかった2日間でした。
この学びを、今後の#わかさはっくつにも生かしていければと思います。
今回の行程
最後に、今回の行程を写真とともに少し詳しくご紹介します。
青郷駅
自由に散策【高浜町】
気の向くままに青郷駅周辺を散策。
高浜町ではいたるところで会えるマスコットキャラクター・赤ふん坊やがみんなのツボにはまっていました。
青海神社
青海神社は千年以上の歴史を持つ古社であり、毎年2月に行われる特殊神事『柴の実入れ」は、福井県の無形民俗文化財に指定されています。
宮司さんにお話を聞き、神社や土地の歴史についても学びを深めました。
御菓子処 大次郎
以前の発掘でも訪れた御菓子処『大次郎』さん。
創業100年以上の老舗です!
創業当時から作っている『六方焼』という人気のお菓子などをいただきました。
ちなみにこちらのお店、なんと北陸最西端のお菓子屋さん。
京都から来ている方も多いようでした。
SEE SEA PARK【おおい町】
「みんなでつくる公園」をコンセプトにした商業施設『SEE SEA PARK』。
カフェやアウトドアストアなどのショップや、イベントスペースもある商業施設です。
短い時間でしたが、各自気になるお店にふらっと立ち寄り、思い思いに楽しみました。
松永六感に宿泊【小浜市】
宿泊は、国宝・明通寺のお膝元にあるお宿『松永六感』さんで。
夕食は、専用の農園で作られた新鮮な野菜をふんだんに使った創作精進料理を楽しみました。
明通寺
松永六感の宿泊者は、希望すれば明通寺で瞑想と朝食をいただくことができます。(事前予約制)
福井県で唯一の国宝建造物である明通寺。
その客殿で朝食をいただきました。
朝食後は拝観もさせていただき、この地域の歴史や文化に触れることができました。
松永地区を自転車で自由に散策【小浜市】
松永六感で自転車をレンタルし、松永の集落周辺を散策。
気になる祠に出会ったり、ここでも感性が刺激される気づき、発見がたくさんありました。
まちなかを自由に散策【小浜市】
田村長
小鯛の笹漬けやへしこをはじめ、小浜周辺の海産物に関連する商品を取り扱っている『田村長』さん。
前日の夕食に出たのりが美味しかったので、お土産を買うために立ち寄ってみました!
御菓子処 伊勢屋
小浜名物のくずまんじゅうで有名なお菓子処『伊勢屋』さん。
創業190年以上の老舗です。
ちょうど創業192年祭が行われており、美しい生菓子の展示が楽しめました。(現在は終了しています)
振り返りワークショップ
最後のワークショップは、小浜市のGOSHOENにて。
江戸時代、小浜市を拠点に活躍した北前船の商人が、小浜藩のお殿様などの賓客をもてなすために建てた建物で、県の有形文化財に指定されています。
現在はカフェ、シェアスペース、コワーキングスペースなどが入っており、私たちも外のテラスでお茶を飲みながらワークショップを行いました!
あっというまの1泊2日でしたが、たくさんの発見や学びがありました。
今回いただいたご意見をふまえ、今後の#わかさはっくつプロジェクトに生かしていきたいと思います!
▼今回のモニター参加者・正木さんのレポート記事はこちら