見出し画像

地域の農業課題が生んだ、地域の人のそばにある新しい「そば」

どうも、Route27ちゃんねるのトシです!

突然ですが・・・
太田そばってご存知ですか?

今開発が進んでいる新たな嶺南の魅力
美浜町の太田区で始まり、地域の農業課題に対して
前向きに取り組み作り上げた「そば」があります。

今回は、そんな蕎麦を作っている人たちの考えや
地域課題へのひたむきで前向きな姿勢と共に
嶺南、美浜町の新たな魅力「太田そば」について、
開発者の「太田enjoy農楽舎」
代表   山路 俊彦さん
事務局長 山口 剛さん
にお話しを伺って来ました。

代表 山路俊彦さん(左)と事務局長 山口剛さん(右)

また、Route27外伝 フクウマのレギュラーメンバー兼太田区長
山口 直幸さんにも来ていただき、太田enjoy農楽舎が始まった経緯を聞きました。

てっきり蕎麦を作って有名にするためだと思っていたのですが
実は農業の課題や土地に関係した深い理由がそこにはありました。

はじまりは地域農業の課題から・・・

耕作放棄地
獣害

農業課題でよく話が上がる2つに、美浜町太田区も悩んでいました。

「太田区は棚田が多く、高い所だと3mも高さがある所も草刈りをしなければならなかった。」

山口さんに真摯にお話頂いた内容は穏やかな口調とは正反対なハードな内容でした。
そんな状況や地域住民の高齢化もあり、増えてきたのが耕作放棄地。
その他にも、山が近い事で獣害も多い中、
農地を区民の皆で守っていこうと始まったそうです。

そばを始めたときは食べるつもりがなかった!?

そんな農業課題から地域を守っていこうと発足した太田ENJOY農楽舎さん
なぜ蕎麦を始めたのかと聞くと、実は蕎麦を作ることではなく
耕作放棄地の再利用が目的で、「蕎麦の花が一面に咲くと綺麗だよね~」
という事でスタートしたそうです。
一面の蕎麦畑はとてもきれいでしたよ!
是非一度見に来てください!

蕎麦の花畑

そんなこんなで蕎麦の花を畑一面に育てられていた太田enjoy農楽舎さん。
蕎麦の花を育てているとある日
「これを収穫して蕎麦作ったらうまいんじゃね?皆でやったらおもしろいんじゃね?」
という事で、蕎麦づくりにも着手されたそうです。
いいですよね~、皆でやったら面白そうだからやってみるあたり、enjoyされてるなって思いますね!

今では乾麺にして地域ブランド蕎麦を目指す程に

そんなenjoyで始められた「太田そば」
今度は地域で食べてもらおうという事になり、
地域のお祭りなどで試食会を行ったそうです。

ただ、太田そばは「お祭り」の時しか食べられない。
近年のコロナウィルス影響で、お祭りが激減、
太田そばを皆に食べてもらう機会も減りました。

それでも太田enjoy農楽舎さんたちはあきらめず、更に新しいことを始めます。
「乾麺にしたら、いつでも食べられるんじゃない?」
というわけで「太田そば」の乾麺の開発に着手!
太田区の皆さまで試食会を行われたそうです。
「生麺と変わらない風味」という事で試食会は大好評!
今度は美浜町全体で試食会を計画していて、
太田そばを地域ブランドにすることまで目指しておられるそうです。

開発された太田そば乾麺

実はYouTubeもやってます!

地域の農業課題に悲観するのではなく
とても前向きに取り組んでこられた太田enjoy農楽舎さん

じつは蕎麦の乾麺の傍らでYouTubeまで始められてます。
しかもクオリティが高い!

太田enjoy農楽舎の成り立ちから今までの流れを
パワーポイントで作ったアニメーションで紹介してくれます。
とても面白いので下のURLから是非見てください!

今回は農業課題にとても前向きに取り組む、そんな姿勢で
地域に魅力的な蕎麦と風景を届けてくれる。
知る人ぞ知る、まさに「今」開発が進んでいる新たな嶺南の魅力
太田enjoy農楽舎さんのご紹介でした!

Route27外伝「フクウマ」でも、今回のインタビューの様子を収録しました!
その他、福井県について地域の話、歴史の話、産業の話などいろんな話をしてるので
良かったらそっちも聞いてみてください!

今回一緒に登場してもらった直幸さんに
Route27ちゃんねる本編にも一度出てもらったので良かったら見てください。

本記事の内容は福井県の公式な見解ではなく、 わかさはっくつパートナーたちによるひとつの思いであり願いです。
読者の皆様には、本記事を通して嶺南というまちを自由に感じ取っていただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?