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キャリコン取得記13:論述JCDAの追い込み攻略法

こんにちは、晴瀬ワカル@設計エンジニアです。エクセルなどで、コツをまとめたり、比較表を作ったりすることが好きです。学生時代から傾向と対策を分析して、試験や就職なども要領で乗り切ってきました。

■公式な模範解答が存在しない

論述試験は、公式な模範解答が存在しないやっかいな試験です。
ネットにある情報も、発信する人によって考え方が様々で、かなり迷いました。
正解が無いから雲をつかむような感覚にはまってしまう。
いろんな解答例をみても、どうもバラバラ、すっきりしない。
私の場合は、スクールの指導が一番納得しやすかったです。

■解答のパターンがある

スクールでは、解答にパターンがあると解説がありました。
・「ふさわしくないと思われる点」+「起こることが予想される結果」+「と思われる。」
・理由を問われるものは「○のため。」
・具体的に引用すること。

■過去問を「集める」

まず、あらゆる手段を使い、過去何年分ものJCDA模範解答例を集め、それを読み込みました。
そうすると、なんとなく求められている解答のパターンが見えてきました。

■模範解答例を「分ける」

スクールでの論述の解答解説で、この要素は入れなさいと言われたパターンがあります。
まずは、この項目を縦軸に並べ、各回の模範解答例を横軸に解答を要素に分けて、書き込んでいきました。

■パターンを「見つける」

書き込んでいるうちに、同じような言い回しを見つけて集約し、「○○という状況を共感的に理解せず」というように数を減らしていきました。
また、JCDAで問われる経験代謝プロセスも項目として加えました。
また、項目ももっと分解したほうが理解しやすくなるものも見つかりました。
また、問題のケースにより適切な解答も異なってくることに気が付きました。

それを何度も何度も修正統合して、1枚の表を作り上げました。
たった1枚の表ですが、内容は何十時間もの時間かけて凝縮しました。

論述シート一部

このような作業を通して、試験にどのような解答が求められているのか、頭の中を整理することができました。
この表のPDFは一番下にありますので、必要な方はダウンロードして勉強の参考にしてください。(第15回までの論述もチェックしてアップデートしてあります。)

■限られた時間で解答するテクニック

50分という時間の中で論述問題を解答するためには、書き直しがあっては間に合いません。
そのため、書き始める前に頭の中で解答ストーリーを作り上げていく必要があります。
経験的に得られた方法を教えます。

■問題を先に眺め、必要な語句を把握する

問1は、5つの指定語句を全て使って解答する問題となります。
まずはこの指定語句を把握してから、問題の逐語録(会話文)を読み始めます。
指定語句は、問題を作った人が解答してもらいたい内容を書いているものなので、重要なヒントになります。
パターン表を意識しつつ読みながら、解答に引用する部分に線を引き(パターンの○の部分)、パターンのキーワード(感情・焦点など)や指定語句を書き入れます。

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