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意外と知らない認証マークの世界🌏

あなたはいくつの認証マークを知っていますか?

エシカル消費をするときに指針となる認証マークですが、マークはよく見るけどどんな審査を通って、どんな工程でこのマークがついてるか意外と知らないものですよね。今回は環境に対する認証マークをピックアップしてご紹介します。

前提に私たちの手元のに商品が届くまでに商品ライフステージと言われる工程があります。これは材料を取って⇨作って⇨運んで⇨使って⇨捨てて⇨リサイクル の一連の流れのことです。認証マークによってフォーカスしている箇所が異なっていて、材料を取る部分だけや、使う部分、あるいは工程をまたがっているマークもあります。おもしろいですね。ではマークと、どの商品ライフステージに注目しているか、そしてどんな工程で取得されるのかをご紹介していきましょう。

エコマーク

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最も馴染み深いロゴかもしれません。公益財団法人 日本環境協会が制定するマークです。世界に認められている(ISO規格に基づいた)日本唯一のマークです。そして商品ライフステージ全てにフォーカスした認証マークです。


様々な商品(製品およびサービス)の中で、「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルです。このマークを活用して、消費者のみなさんが環境を意識した商品選択を行ったり、関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会の形成をはかっていくことを目的としています。
ー(環境省HP 環境ラベル等の特色より引用)

要するに資源取ってから捨てるまで、環境負荷を考えている商品付加できるマークです。商品によって基準が様々ですが、今回はボールペンを例ににどんな商品につどんなチェックを経ているのかご紹介しましょう。

ボールペンの認証を参考に

主要原料の70%が再生材料であることを満たし、
チェックリストに回答します。例えば工場の水利用が適切に行われているか、生態系の保全(遺伝子組み換えでないか)、排出するメタンガスの処理状況など8項目です。

ボールペンは2021年9月16日時点で82件が対象品目が指定されています。

エコリーフ環境ラベル

エコリーフ環境ラベル

こちらのラベルは、エコマークと同様に原料採取〜廃棄、リサイクルまでを対象としています。ただし認証を行うのではなくあくまでも環境情報の定量的な情報公開を行うことが目的であり、それをどう解釈するかは読み手に委ねられます。この位置付けはISO規格のタイプⅢに該当します。

表 ーエコリーフ事務局ページより引用

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製品の環境情報を、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用いて定量的に表示し、インターネットなどを通じて公開することにより、ラベル利用者がグリーン購入・調達に活用するとともに、メーカーが環境負荷のより少ない製品(エコプロダクツ)を開発・製造・販売していくための動機付けとなることをねらいとした環境ラベルです。ISOの分類では、2008年6月にJIS化された「タイプIII環境ラベル」に属します。(社)産業環境管理協会が運営しています。
ー(環境省HP 環境ラベル等の特色より引用)


カーボン・ニュートラルラベル

カーボンニュートラル

環境省が実施する取り組みで、排出したCO2をゼロにしている商品に対して認証されます。このラベルをもとに消費者が商品を選ぶことで、環境負荷を抑えることにつながります。

身近なところでは佐川急便などが取り組み始めています。

カーボン・ニュートラルラベルは、カーボン・オフセット制度の下、個別のカーボン・ニュートラルの取組が、環境省のカーボン・オフセット第三者認証基準に基づいて認証された案件に付与される。
信頼性の高いカーボン・ニュートラルの取組の普及を図り、事業者等による温室効果ガス排出量の認識及び一層の削減努力を促進することを目的とする。
ー(環境省HP 環境ラベル等の特色より引用)

このほかにもNPO、NGO、企業団体が配布しているロゴはいくつもあります。消費者が知って、マークのついた商品を選ぶようになり、企業が取得するモチベーションを高めることで良いサイクルが回せます。もっともっとたくさんの取り組みがあるのでさらに詳しくご覧になりたい方は、以下リンクからどうぞ。

▶︎環境省ラベル等紹介ページ


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