離婚と離婚弁護士のはなし

フォロワーさんの勧めもあって、note始めてみました。

早速なので記事を一つ。

https://twitter.com/ryotax69/status/1268110744068882433?s=20

たまたま先日こんなツイートをしてたので、それについてのはなしを書こうかなと。

離婚に離婚弁護士は必要か

最初に言っておくと、自分の案件では弁護士つけなくて、結果としてそれで良かったとおもってます。

ただし離婚にはいろんなケースがあって、一概に全てにおいて弁護士要らずが良いかは分かりません。

じゃあ何で弁護士をつけるの、メリットは何ってことを先に言っておくと、

一番はやっぱり精神的安定なんじゃないかなと。何と言っても味方がついてるというのは大きい。弁護士は絶対に依頼人の味方だからね。

自分のことを言えば調停や裁判中は精神的に疲弊して仕事どころじゃなかったし、睡眠導入剤を飲まないと寝れないくらいだったし。弁護士がついていればもしかしたら多少はマシだったかもしれないなと。

それから法的なアドバイスを受けられること。しかも分かるまで嫌がられるまで何度でも説明を求めることができます。

そしてこれも大きいぞというのは、弁護士は裁判でミスをしないってこと。絶対ないってことはないだろうけれど、まずしない。裁判とかってのはちょっと一般常識とは違うクセがあるので、思わぬミスをしてしまうこともある。書面にマズいことを書いてしまったり、大事なことを書き落としたりもしがち。弁護士はそういうことはないわけです。

そもそも裁判というのは不平等なもので、それを平等にするのが弁護士の役割とも言われてる。

そして地味にメリットになりうるのが、書類作成とかの手間が省けるってこと。

オレなんて毎週カフェにいって書類作成してたし。何時間かけたか分からん。「この方針でやっとけよ」とかふんぞり返っていられたら楽だったろうな。

それに自分で「わたしはとても育児頑張り屋さんで素晴らしい人です」とか言っちゃうより、こういうのは弁護士に言ってもらった方が説得力がある。

あとは相手と直接やり取りしなくて良いとか、間に入ってガードしてくれるとか、そういうメリットもありますね。

でも離婚に弁護士は要らない

弁護士について良いことばっかり書いたけど、でも弁護士は要らないってのが本テーマ。

お金もかかるし。

ただしお金について言えば、相手から慰謝料を取れるケースとか、婚姻費用なんかで相殺できることもあるので、実はあまり問題にならないこともある。

だからこそ厄介ともいえるんだけど。

慰謝料はともかく、連れ去りとかだと婚姻費用を貰えるものだから、弁護士をつけても金銭的デメリットはほぼないに等しい。そうすると連れ去られた側としては、こちらも付けないと太刀打ちできないとかおもってしまうわけです。

でも、総合的に色々と考えても、弁護士はやっぱ要らないとおもうんです。

離婚で決めることってそんなに多くない。複雑な資産目録や争点があったり、あるいは動く金の額が大きかったりすることもある場合は自分たちでは手に負えず、付けた方が節約になるかもしれないけど。一般庶民は銀行口座が1つか2つあって、せいぜい株や国債や金や外貨がちょろっとってくらいのはず。

いや、二人だけの話ならいい。でも子供がいる場合は弁護士をつけるとやたら揉めることが多いんじゃないかなって。

現代においては、子供は家のものってわけではなく、母親のものってわけでもなく、両親が離婚後も共同養育していこうって流れになっている。もう少しでそんな時代が来る。そんな折に弁護士つけてわざわざ揉めてどうするのと。

弁護士をつける特別な理由があるならやむなしだけど、その理由が「相手と関わらず離婚したい」とかそんなくだらないものだったりするならどうよ。

仮に相手が血迷って付けてしまっても、これは要らないだろ、と判断したらこちらは付けずにやる。とにかく最終目標の共同養育に常に目を向けて、こちら側だけはちゃんと向き合う。

良い弁護士もいるとおもうし、つけたらつけたでその方がうまくいくケースもあるとおもうけど、オレは自分の経験とかでそうおもうなって感じで。

ちなみに自分の経験で言うと、家裁も地裁も高裁も全然怖くない。思ってたより何てこともない。

とりとめなく初回なのでこんな風にまとめてみました。

また気が向いたら何か書いてみます。

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