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わかおの日記258

阪神タイガースが優勝した。一方ぼくはこの2日間で2回他人に怒られた。2打数2安打。

昨日はバイトで遅番担当のフリーターに、「返事が『はい』の一辺倒で軽すぎる。舐めていると思われかねない。まめ蔵はプー太郎の成れの果てのような人間ばかりだから、ここではそれでいいかもしれないけど、社会に出た時に損すると思います。今のうちに気をつけたほうがいい」と説教された(彼の言葉遣いは丁寧すぎて少しロボットのような感じがする)。

確かにぼくは返事が「はい」しかありえない会話の際に、捻りなくそのまま(しかも食い気味に)「はい」と返事をしてしまう人間で、それはフリーターの彼に対しても遺憾なく発揮されていた。言っていることはもっともだし、彼も自分を思って指摘してくれたのだから素直に受け取ったほうがいいと思うが、少し腑に落ちなかった。店長やユンさんに指摘されたなら、自分は素直に反省したと思うのだが。何を言うかではなく、誰が言うかなのだろう。色々気をつけようと思った。

そんな感じで釈然としないまま今日も起きて家庭教師をやりに行き、帰りにタバコを買うため国道沿いのコンビニに寄った。レジには人が見えなかったが、近づいてみると店員がレジ内にしゃがんで作業をしていたため、そのままタバコを買おうとした。すると突如「おれが並んでただろ、この野郎‼️」と怒鳴り声が後方から飛んできた。

なんと、そのレジにはジジイが並んでいたのだ。

ぼくも一応レジに向かう際に、人の見えないレジに黙って並んでいるそのジジイを視認していたのだが、生気のない目で棒立ちしていたし、普通レジに人がいなかったら店員を呼ぶだろうから、このジジイはレジ前の駄菓子でも物色しているのだろうと推測して、無視したのだ。思わぬところに伏兵がいた。とはいえ一応こっちが順番を飛ばした形にはなったので「すいません、先どうぞ」と、譲ろうとしたのだが、ジジイは何故か「いいよ‼️もう‼️」とでかい声で言い放ち、先にタバコを買わせてくれた。しかしその後もヤバジジイはずっと後ろでブツブツ文句を言っていた。同情のまなざしを店員に浴びせられながらタバコを買い、ジジイから逃げるように足早にコンビニを立ち去った。

自分は他人に対してあまり怒りを抱くことがないし、人様に怒れるほど自分を立派な人間じゃないと思っているので、他人に説教したり、怒鳴ったりする人のことが理解できない。理解できない感情を浴びて怖かった。酒が飲みたい。

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