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2021年1月 コロナ禍でのUK移住【海外引越の準備】

恐らく海外に引っ越しされる方は事前に荷物の仕分けをし、断捨離し、計画的に進めている人がほとんどだと思いますが、私は出国3週間前に引っ越し業者に連絡をし、現地立ち合いなしの超いい加減見積もりで無理やりお願いしたので、誰かの参考になるような代物ではないのですが、自分の備忘録として記録しておきます。

実はヤ〇トさんに1年位前から見積もりを取っていたのですが、営業担当の人が途中で変わり、荷物をお願いしようかという段階でコミュニケーションがうまくかみ合わなくなってきたので、荷物を預けるのが不安でお願いするのを断念しました。そして直前に日〇通〇さんに切り替えるという…。

ということで、ここでは日〇通〇さんとのやり取りを主にまとめます。

見積もり

HPから見積もり依頼をすると、3営業日以内くらいで担当の営業さんからお電話をいただけるということでしたが、夜に問い合わせたら翌朝すぐお電話をいただきました。荷物引き取りの住所をスタッフの方に訪問してもらって物量確認後に見積もりをもらうのが本来なのですが、今回私のケースでは、引き取り荷物を置いてある住所(実家)で生活していないこと、コロナがあるので外部の人を家の中に入れての作業が若干不安であることから、口頭で物量を伝え、概算の見積もりを出してもらいました。(もし引き取り住所で生活している場合は、ビデオ通話機能などで荷物の映像を見せて見積もってもらうやり方もあるそうです。)

その際、家具など大きなものは写真と寸法を伝えました。先方からはカートン(輸送に使う段ボール)のサイズ表やら中に入れていいもの/入れてはいけないもののリストをもらい、それをもとに自分で大体のカートン数を算出しました。

今回私がお願いしたのは家具3点(ダイニングテーブルとアームチェア、ドレッサー)と、本(文庫本や専門書など計50冊くらい)、キッチン用品(鍋や気に入りの食器、便利グッズ等)、洋服(夏物全部と、コート、ジャケット類)、靴(10足くらい)、雑貨です。

基本的には夫がすでに英国在住なのであまり持って行く必要はなく、自分の身の回りの物と、気に入っていて絶対に持って行きたい物のみを持って行きました。

これで保険もかけて引っ越し費用の総額は30万円弱くらい(容積によって金額変わるのでご参考までに)。。。わかってはいるんだけどやっぱり結構しますよねー。。まあでも自分で通関するのは結構面倒だし時間もかかりそうなので、時間をお金で買ったんだと自分を納得させようと思います…泣

ちなみに今回は持って行きませんでしたが、新品のものと食品は別で通関書類を作って申告しないといけないそう。結構面倒だなと思いました。

引っ越しに必要な書類

概算の見積もりをいただいて「これでOK、お願いします!」ということになったら、先方が詳細を記したリーフレットと契約書、返送用封筒を郵送で手配してくれます。

こちらで記入して返送した書類は以下の通り。
・契約書
・総額付保リスト
・パスポートコピー(顔写真ページ、ビザのページ)
・出国を証明する書類(eチケットなど)

保険に関しては、まず輸送をお願いする家財の大体の金額を計算して保険を掛ける金額を決めます。(例えばダイニングセット:60万円相当とソファ:20万円相当、衣類:20万円相当を持って行くとして、100万円分の保険を掛けておきます。)保険の掛け金はたぶん保険会社によって変わりますが、私の場合は家財の総額の1.5%…だったと思います…。100万円のばあいは保険金1万5000円。そうすると万が一貨物に何かあった際に家財の総額分の金額を保障してくれます。

これらを荷物の引き取りまでに先方へ返送しておきます。

荷物の引き取り当日

荷物の梱包はスタッフの方がやってくれるので、当日までにどの荷物を詰めるのか、詰めないのか仕分けをして、作業してもらいやすいようにまとめておけばOKでした。

スタッフの方が到着して挨拶を済ませ、どの荷物をお願いするか一緒に指差しながら確認します。あとはスタッフの方が通路を養生してテキパキ作業を進めてくれます。さすがプロ、という手際の良さでどんどん進み、1時間もかからず積み込みまで完了。トラックに積まれた荷物を見て何だか寂しい気持ちになりながらスタッフの皆さんにお礼を伝えて作業完了。

しばしのお別れだ、英国でまた会おうね!

通関に必要な書類の提出(ToR1)

英国へ貨物を輸入する通関の際に必要となる番号を取得するための、ToR1という書類の提出があるのですが、今までは運送業者が代行可能だったものが、なんと2021年1月初めから、依頼者本人が直接GOV.UKのHP上で入力しなければならなくなったそうです…。こちらの手続き、以前までは荷物の引き取りまでに日本側のスタッフと住民票などの必要書類をやり取りしておかなければならなかった(?)ようなのですが、今は自分でパッキングリスト(荷物の一覧。引き取り日にスタッフが梱包をしながら手書きで作成してくれた)の英訳もアップするということなので、引き取り日までに完了させることは不可能。ということで、イギリスに到着した後でも、荷物が届くまでに処理すればよい、とのことでした。

申請の際には以下の書類(PDF)が必要とのこと(変更の可能性もあるので、必ずご自身でGOV.UKのHP上などで最新の情報をご確認ください)。
・パッキングリスト(英国に輸入する荷物のリスト。引き取り時にスタッフが作成してくれたものを英語でエクセル等で作成しなおします)
・パスポートの顔写真ページ
・英国での住所が証明できる書類(公共料金の請求書や、海外赴任の方は赴任証明書でも可)
・移住元の住所証明書

実は今回、私は失敗してしまったことがありました。それは最後の「移住元の住所証明書」です。直前に英国以外に通算12か月以上住んでいたことを証明しなければならなず、通常は住民票で問題ないのですが、私は1月に渡英するつもりでいたので年末に住民票を抜いてしまっていたのでした…。

しかも昨年夏に諸事情あって国内で引っ越しをしていたため、1つの自治体では通算12か月を証明できない…。大ピンチ!

と思っていたら、住民票の除票(その自治体にいつからいつまで住民登録がありました、という記録)というもので代用可能とのこと。そして、2つ以上の自治体にわたっても問題なし。

ということで、わざわざ以前住んでいた自治体まで行って住民票の除票を請求しました。幸い今回は電車で40分くらいで行けたので良かったですが…。(ま、時間があれば郵送でも手配できますけどね。)同じ轍を踏まぬようお気を付けくださいませ!!!

そしてすべての書類は英文に翻訳する必要があります。自分でやっても大丈夫らしいのですが、私は念のため除票のみビザ申請の時にお世話になった翻訳会社にお願いしてやってもらいました。

次回はToR1フォームの入力に関して!(実際にやった後に書きます笑)


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