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英文法解説:不定詞(3つの用法➕否定形)

今回は「不定詞」についての解説です。
不定詞は日常会話でも試験にもよく出ます。
しっかり理解していきましょう。


不定詞とは?

不定詞とは「to ➕動詞の原型」の形です。toの後ろは必ず動詞の原形が来るので注意が必要です⚠️
不定詞には①名詞的用法 ②形容詞的用法 ③副詞的用法の3つの用法があり、主語・目的語など色々な働きをします。
では、詳しく解説していきますね。

不定詞の用法

①名詞的用法「〜すること」

不定詞の名詞的用法は名詞の役割があります。(1)主語(2)補語(3)他動詞の目的語として働きます。ではそれぞれを例文を使ってみていきましょう。
(1)主語になる
To study English is essential for international students.
(英語を勉強することは留学生にとって必要不可欠だ)
   ⤵︎不定詞が主語になる時は形式主語itを文頭に置くことが多い
    ⚠️英語は頭(主語)でっかちが嫌いだから
It is essential for international students to study English .

(2)補語になる
My dream is to study abroad.(私の夢は留学することだ)
S=C  My dream = to study abroad

(3)他動詞の目的語になる
Tom hopes to study abroad.(トムは留学することを望んでいる)
⚠️不定詞は前置詞の目的語にはなれない。
例文:❌  I am good at to play tennis.
                    ⤵︎前置詞の目的語は「動名詞」
   
⭕️ I am good at  playing tennis.


②形容詞的用法「〜するための」「〜するべき」

不定詞の形容詞的用法は「名詞(代名詞)➕to do」の形で直前の名詞(代名詞)を修飾する働きがあります。ではそれぞれを例文を使ってみていきましょう。

(1)名詞を修飾する
例文:I bring a book to read on the flight.(飛行中に読む本を持っていく)
Do you have anything to throw away?(貴方は捨てる何かを持ってますか?)



⭐️形容詞的用法の不定詞の最後に前置詞(with ,about など)なんで?
I have a book to read.(私は読むための本を持っている)
⤵︎ここで「book」と「 to read」を入れ替えてみよう
to read a book→read a book 意味が通じる
他動詞は直後に目的語を持ってこれる

I have many friends to talk with.(私には話すための友人がたくさんいる)
⤵︎ここで「friends」と「 to talk with」を入れ替えてみよう
to talk with friends → talk with friends ⭕️
これがwithがなければ talk friendsとなり意味が通じない❌
自動詞は前置詞を挟まないと目的語を持ってこれない=前置詞が最後に残る

③副詞的用法「〜するために」「〜して」「〜した結果」「形容詞の限定」

不定詞の副詞的用法は副詞として様々な役割があります。
(1)目的(2)原因・理由(3)結果(4)形容詞の限定(5)判断の根拠として働きます。
ではそれぞれを例文を使ってみていきましょう。
(1)目的「〜するために」
 You should got to the Tokyo dome to see a baseball game.
(貴方は野球の試合を見るために東京ドームへ行くべきだ)

(2)原因・理由「〜して」
I was very happy to hear that.(私はそれを聞いて嬉しかった)
Nice to meet you.(貴方に会えて嬉しい=初めまして)

(3)結果「〜した結果」
I awoke to find myself surrounded by strange people.
(私が目を覚ますと、見知らぬ人に囲まれているのに気づいた)
⭐️〜(,) only to do 「〜したが、(結局)〜した」
He entered the town only to find that his friend had already moved.
(彼はその街に入ったが、彼の友人はすでに引っ越していた)
⭐️live to be 「生きて・・歳になる」=「・・歳まで生きる」
Her grandmother lived to be ninety years old.
≒Her grandmother lived until she was  ninety years old.
(彼女の祖母は90歳まで生きた)

(4)形容詞の限定:不定詞が形容詞の意味を限定する
<A is ➕形容詞➕to do>Aは・・・するには〜である
This question is easier to answer than that one.
=It is easier to answer than that one.
(この問題はあの問題よりも答えるのが簡単だ)
<A is ➕形容詞➕to do➕前置詞>=It is 形容詞➕to do ➕前置詞➕A
She is easy to work with.= It is easy to work with her.
(彼女とは一緒に働きやすい)

(5)判断の根拠
 It is 形容詞(=人の性質や性格を表す形容詞)➕of A to do
(・・するとはA(人)は〜である)
It was careless of her to leave her front door unlocked.
(玄関の鍵をかけないままにしておくとは彼女は不注意だった)

不定詞の否定形「not to do」〜しないように

I told her not to give up.=I told her never to give up.
(決して諦めるなと彼女に言った)
⚠️「not」はto の前

まとめ

今回は不定詞の基本「3つの用法」と「否定形」についての解説でした。
次回は不定詞についてより掘り下げて解説していこうと思います。
お楽しみに。



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