詩/マドラースプーン
訳あって
銭湯へ出掛けて
風呂上がりには
コーヒーフロート
滅多に頼まないが
目が合ったのだ
すぐそばの
テーブルに腰掛け
珈琲に浮かぶクリームと
知らない誰かの小説
右手に見えますのは
細長いマドラースプーン
日々の火照りと共に
冷ましましょうか
勿体ぶるように。
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訳あって
銭湯へ出掛けて
風呂上がりには
コーヒーフロート
滅多に頼まないが
目が合ったのだ
すぐそばの
テーブルに腰掛け
珈琲に浮かぶクリームと
知らない誰かの小説
右手に見えますのは
細長いマドラースプーン
日々の火照りと共に
冷ましましょうか
勿体ぶるように。
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