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社交不安障害の話・延長戦 ~アスペルガーも疑った~

社交不安障害という病気をご存じですか? こちらでも書いたんですが、もう少し補足しようと思います。


私の話ですけど、情緒不安定で自分がコントロールできなくなったので、これはいけないと(そんな理性的ではなかったですけど)地域の病院をググりました。

とりあえず有名な所へ行き、診察で「まじ生きるのしんどい」という話をすると、検査をすることに。

血液検査、脳のCT、心理検査をしたかな。

血液検査は、ホルモン異常が無いかとか貧血が原因で気鬱になっているんじゃないか、とか調べるためです。

脳にダメージ(外傷や出血)があっても、精神が不安定になることがあるので、CTはその検査です。

個人的に面白いと思ったのは心理検査ですね。

この検査で、自閉症やADHDなどの発達障害などを判別します。よくある心理テストみたいな物かと思ったら、ちょっと違う。

計算とかこの漢字読めますか?とかも聞かれました。知的障害があるかないかの検査ですね。

正直、自分はアスペルガー症候群ではないかと疑っていました。

アスペルガーは自閉症スペクトラムに分類される、IQや知能に問題はないけれどコミュニケーションが困難(他人の感情を察するのが苦手)という発達障害です。

ネットで調べた条件にすべてが合致するわけじゃないけれど、コミュニケーションが苦手というのは当てはまるなと思いました。

結果を言うと、違ったんですけどね。

様々な質問や問題を基に、対象者の能力?を数値化するんです。

それでその数値が平均的であれば普通なんですけど、極端に低かったり極端に高かったり、差異が大きいと発達障害などと診断されます。

私の場合、数値に差異はあるんだけど、そこまで大きくないから発達障害ではないということ。

この検査でIQが分かったんですけど、中の上くらいでちょっと嬉しかった。

そうやって可能性を消していった結果、社交不安障害という診断になりました。


治療は投薬とカウンセリングですね。

病気=薬たくさん というイメージがありますけど、私が薬を飲むのが苦手(苦いの嫌い)という事と担当医が薬を大量に出すのが嫌いという方だったので、一種類を様子を見ながら使う、という事になりました。

漢方&粉薬も苦手なので、省いてもらっています。融通が利くんだぜ。

カウンセリングは臨床心理士(資格保有者)と行います。

お話をするので社交不安障害にはハードルが高いんですけど、いろいろ溜め込んだものを墓まで持っていくのかと思うとウンザリしたので、ストレス発散のつもりで吐き出しました。

したら楽になるのね。実は、カウンセリングって懐疑的だったんですけど、愚痴を言うだけでも相当スッキリするので、オススメです。

しかしたくさんの人の愚痴やストレスを聞き続ける心理士という職業は、逆にストレスが溜まらないか心配になってしまう。そういうコントロールも勉強しているんだろうか?

今までマイナスな感情を家族や他人に話すと、影響されて相手が落ち込んでしまう気がして躊躇っていたんです。話しづらい、恥ずかしいという気持ちもありましたけど。

ですが心理士さんはプロだし職業にしている人だし、大丈夫だろうとそういう意味で信頼した。

他にも当事者がグループで話し合うカウンセリングとかもあるんですけど、話を聞いた瞬間「ムリ!」で頭がいっぱいになったので、遠慮しました。いつかチャレンジしたいなと思っています。


最後に、これで私は元気になりましたと書ければ理想なんだけれど、未だに薬を飲んでるし、お外に出るのイヤだし、人とのコミュニケーション練習中です。

全て投げ出したいなと時折思いますけど、そうしたら悲しんでくれる人がいるので頑張っています。

終わりにしたら、残りの人生が勿体ないじゃないですか。

悪くなる可能性もあるけれど、同じくらい良くなる可能性もあるんですよ。

そう自分に言い聞かせています。


知らないことに、未知のものに人間は恐怖を感じます。

不安で怖いなと思ったら知りましょう。ググればなんでも出てくる時代です。

これを読んだ方が、少しでも前向きになれることを願っています。





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