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モヤモヤしてたもの

益田ミリさんの「女という生きもの」を読み終えた。

少し前に上司の言っていた「女性として生まれたからには子どもを産んで育てる人生を歩んで欲しい」みたいなことがずっとモヤモヤしてた。

そんな中で読んだこの本。
すごく、胸にスーッと入ってきて、色んな生き方があっていいし、一人の人としてどう生きていくかってことでいいよねって気持ちになれてなんだか楽になった。

この、女性に対する結婚とか妊娠とか出産とか育児とか。最近周りの圧みたいなものを感じる。そんな歳になったのかと思う一方で、避けて通れないのかなあとか。

誕生日がきたら24歳で、来年入籍するから上司もそんなことを言ったんだろうけど、もし、わたしが産むのが難しい体かもしれないこととか、子ども産むことを望んでないかもしれないこととか思わなかったのかなぁって。いや、別にどちらでもないんですけどね。人に価値観を押し付けるのはなんか違うよなぁって。

益田ミリさんの本はほんとにあったかくて、そんな見方もあるなぁとハッとさせられたり、わかるわかると思えるところもあったりと、すごく好き。


誰にだって自分の人生があり、母でも、おばあさんでもなく、ただひとりの「わたし」である。女に生まれたからには子どもを産み育てる、で全部が足りるものではないのではないか。

という文がすごく心に残った一冊だった。

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