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あなたは何に弱いですか

俳優のムロツヨシさんと小泉孝太郎さんの2人が旅をする。そんなテレビ番組を観ていたら、気になることがでてきた。

「世界遺産を見たい」と2人で北海道の知床を目指してやってきたムロさん・小泉さん。

ネット検索を使わずに旅するぜ!というムロさんの気概のもと、地元の方に情報を求める。すると「サンゴ草が見ごろだよ」というお話が。

ムロさんはこう言う。

「俺、“見ごろ”とか“旬”という言葉に弱い」

ぼーっと楽しく見ていた番組なのだが、この言葉で、私はふと考えた。

『〇〇に弱い、ってその人のことがちょっとわかるヒントになるのかも』

自分はどうか?と考えてみると、結構思い当たるものがある。

私が弱いと思うのは、「手間ひまかかる」「作り手の想い」「試行錯誤」「シンプル」「受け継がれる」などの言葉。「長く使うことを考えた」も弱い。

あと、「元々は〇〇地方の漁師さんのためにつくられた△△」というような、機能面重視のものをデザインに活かしたコンセプトにも弱い。

もっとあるだろうが、探し始めるときりがなさそうだ。

逆に惹かれないなーと思うのは「人気」「便利」「早い」「〇〇で1番」など。

マジョリティよりマイノリティ。
ファストよりスロウ。
わかりやすいものより、わかりにくいもの。

そんな共通点があるような気がするが、文字にしてみると、なんとも…ひねくれている。

自分にとってどうしても気になるもの、「弱い」ものがわかると、これまでしてきた選択を少なからず客観視できるんじゃないだろうか。

自分に振り回されるのではなく、〇〇に弱い自分とうまく付き合う。
そういうこともできるかもしれない。

身近な人や職場の人、いろいろな人に聞いてみたい。

「あなたは何に弱いですか?」

#エッセイ #一駅ぶんのおどろき


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