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アリアス型ラビュリンスの調整録

初めまして!OCGに関しては初執筆になります。文章の読み辛さで不快にさせてしまうかもしれませんが、少しの間だけお付き合いください。
また本記事は、私自身の思考整理の目的であるため、ラビュリンスを知っている前提で進めさせていただきます。
今回は白銀の城の執事 アリアスにフォーカスした内容です。

男装女性キャラが好きです

アリアスの強み


・ターンを跨がずにウェルカムを使える(初手にウェルカム罠がある場合)
当たり前ですが、罠デッキの宿命故にターンを跨がなければデッキを回すことができません。アリアスの登場で時計+家具以外の1ターン目の初動を得ました。
灰流うららへの回答にはなりませんが、自身の効果でウェルカム罠チェーンうららに自己蘇生可能な効果を持ってます。これまで時計+家具初動ではうららによる被害(家具とコストのマイナス)が甚大でしたが、"自分のターン"で"レベル6悪魔族の蘇生"によりリンクやシンクロの選択肢を持ち、立て直しのチャンスが得られます。

・テーマ内での合わせのパターンが広がる
前述の項目に繋がる部分です。
例えば先程の初動(アリアス+ビッグ)にアリアンナを持っていた場合、ビッグにうららを受けてもレディ+リトルナイト+墓地ビッグやカオスアンヘル+墓地ビッグの構えを取ることができますし、アリアンナであえて白銀をサーチしアリアス効果で白銀ssしうららをチェーン出来ない状況にすることも可能です。
局所的な例えではありますが、テーマ同士による合わせの展開が広がります。これまでのラビュリンスは、テーマを多く抱えれば抱えるほど、むしろ窮屈な展開を強いられていました。アリアス1枚がラビュリンスを変えるほどのパワーを持ち合わせている訳ではありませんが、十分選択の余地にあると思います。

Twitterで呟いた独り言です

・通常罠により1対多交換カードやターンスキップを後攻からでも使用するチャンスがある
これまでテーマについての話しかしませんでしたが、次元障壁やドラグマパニッシュメント等のパワーの高いカードを後手からでも発動することが出来ます。ラビュリンスは非常に後手が苦しいデッキです。通常罠は基本的にパワーが高く、容易に、ターンが返ってきます。
しかし自分はこのプランに依存した構築を避けました。理由は後述します。

・ミラーに優位をつける
相手のレディへの能動的なチェーン切りだけでなく、貴重なレディや白銀を消費せずにアリアンナとカオスアンヘルを積極的に向かえる点。アリアンナでなくとも、リトルナイトやダルク(リンク)を視野に入れたプレイが可能となりました。

アリアスの弱み

・構築を寄せなくてはいけない
メインのテーマカードor通常罠に寄せなくてはならないため、従来のロールバック型やリゾネーター型へのサブウェポンとしては力不足すぎます。
最初思いついた時はバックジャックやトラップトリックを増やした構築がいいかと思いましたが、これは後述します。


・どんなに評価しても合わせ引きが前提
テーマや通常罠との合わせ引きが前提であるため、手札効果・墓地効果ともに安定してゲームを動かす程のパワーはありません(ラビュリンスのカードデザインがそもそも能動的展開に合わせ引きを要求されるため、しょうがないところではあります...)。
多くの人が発表時に0ターン目の次元障壁について呟いているのを見ましたが、それが可能とて後続の供給が無ければゲームエンドへ持っていく力はありません。
先行1ターン目のハンドにアリアンナが存在していてアリアスが存在しない場合、自分はアリアスをサーチしたいと思う場面がほとんどありませんでした(最優先にデッキを回すウェルカム罠や家具、ウェルカム罠があれば状況に応じてレディや時計が必要なため)。強いて挙げるなら白銀を引いてしまいビッグがあるときくらいでしょうか。つまりそういうことです。

はっちcsの構築についての反省

調整中はバックジャック型を考えていました。各ウェルカムを両方持っているとき、素ウェルカムから白銀先出しでうららをチェーンさせない動きができることを強みにロールバック不採用の各ウェルカム3枚構築へ。しかし、家具等で捨ててようやく発動しても、回答の罠が伏せられない状況が続き、ロールバックと違い安定して機能しないことが気になりました。召喚権選択がアリアンナに圧倒的に劣ることからもボツに。


当日の構築。この頃は広く見れるドラグマパニッシュメントをメインから採用していました。しかし、現環境では破壊への耐性(ピュアリィのハッピーメモリーやR-ACEのALERTやRESCUER、ティアラはシンクロを作る動き以外発動したいタイミングも無く、仮に通ってもシンクロに依存せず物量で押し切られ安定した勝率が得られませんでした)、対象逸らし(R-ACEのEMERGENCY、ピュアリィはストリートがあればそもそも対象を取れない)等。また、発動後はEXを選択肢に出来ない点もマイナスでした。アリアスを採用し散々アンヘルやリトルナイトを持ち上げながら、自分自身で首を絞めていました。蓋を開ければ欠陥がかなり散在しており、はっちで考えた構築はここらへんをかなり反省しています。

現時点ではピュアリィ、ティアラを見れるようにこの枠をメインから次元障壁として検討しています。R-ACEに対してはディアベルスター採用で手数が増えているため、通常罠のみでのターンスキップは苦しく、無効系誘発やニビルを厚めにメインの通常罠での選択肢は切ろうと思います。
また、はっち時は強欲で金満な壺を不採用としていました。これはビッグに対してうららがマストという認識になり、うららチェックの役に立たない点が気になりました。EXの飛び方で選択肢を狭めないためというのもあります。今は強欲で金満な壺の採用は前向きです。うらら待ちのプレイを逆手に取り、引き込んだカードでうららを無力化する(ウェルカムに繋げて白銀を先出し)またはそれらを超えるパワーカードを引き込む(誘発各種、次元障壁、拮抗勝負)ことが強みです。パニッシュメント不採用のため、ヌトス分のスロットが飛びの2枚目以降に代わるのも大きいです(絶対に複数入れたいカードはアンヘル≧デスキャスター>リトルナイト>ティフォン>サロスあたりでしょうか...)
うららを無力化するカードを引き込むために、ロールバックの採用も考えています。


OCSの構築の反省点


突発開催ですが楽しかったです!
ベスト4レアコレ嬉しい〜


はっちでの反省を活かして、上記の構築を使用しました。主な変更点は
・家具のディスカード選択(ロールバックの復権、ムドラケルドウのサイド落ち)
うらら、わらしがしんどいです。これだけでゲーム終わりかねない時もあります。ロールバックは家具とのくっつきで落とすカード筆頭です。ロールバックとアリアスの共存は、コンセプトを否定してしまうのかと何度も悩みました。メインから対策したい環境デッキを絞り、採用する罠を減らしたことで不安定なアリアス0ターン罠発動のプランは切りました。
コストとしての機能被りを考慮し、ムドラケルドウをサイドに落としました。墓地に存在しなければ機能しない点もありますが、調整中は主にティアラメンツへのマスカンを待つあまり、手数でそのまま押し切られることが気になりました。

・ドラグマパニッシュメントの不採用、メイン次元障壁採用
リストラ理由は前述の通りです。広く浅く見れるより、母数が比較的多そうなデッキ(ピュアリィ、ティアラメンツ、烙印)には確実に勝てるように次元障壁を採用しました。逆にR-ACEの圧倒的物量に対してはラビュリンスのギミックでは限界があります。かといって同契魔術のような引きムラの激しいカードを採用することは構築が歪む...よってメイン戦は切ることにしました。
また、パニッシュメントという固定観念を捨てたことで、アリアスの展開力からEXの選択肢が生まれました。

・サイドをR-ACEに重く寄せる
ロンギヌス、ニビル、拮抗、PSYフレームによる誘発の物量で対抗するしかないと考えています。罠ではターンスキップの回答を持たない故、2本目以降はアリアスの枚数も限界まで減らします。
ですがこのプランは欠陥だったかもしれません。今後重く意識するなら天龍雪獄門、スキルドレインや能力吸収石等の永続罠の選択も考えています。

結果は4位で終わってしまいました。重く見たティアラメンツにはそこそこの戦績を出すことができましたが、R-ACEに対しては詰めが甘かったです。

気付き
・対面は意外とアリアスを意識してくれる
ocsではアリアス手札効果にチェーンして、墓穴を持っていたら、結構アリアスに発動してくれました。こちらとしては2対1交換、加えて通常罠の素引きを求められるカードですが、相手にとって非公開領域から次元障壁等の罠を伏せられることもリスク...。うらら等の絶対に通したい手札誘発があれば、意識しておくといいです。また、アリアスを通したい場合は逆も然り。
加えてアリアスが墓地に沈んでいるだけで、こちらの罠やラビュリンス効果にチェーンし辛く意識させることが多々ありました。とはいえ手札効果は損失スタートだし使い得のカードじゃないので、過信は禁物。



ここまで読んでいただきありがとうございました。今後絶対に勝ちたいcsが控えているため、思考の整理のために初めてnoteを書きました。
まだまだデッキへの理解が浅く、日々発見ばかりの難しいデッキですが、情報共有と調整を無駄にしないような結果を残したいです。