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vol.808 話せなくなる子供の秘密


#365チャレンジ 【808日目】

秋田県大館市の
「学習塾ダブルステップ」で
小学生・中学生・高校生を対象に
勉強を教えています、ワカマツ塾長です。

2023年3月に365回を無事達成したものの
特にやめる理由も見つからないので
いまだに毎日書き続けています。

塾長の信念は「継続こそ最強」
勉強だけではなく、仕事も鍛錬も、
全て継続できた人が成功します。
それを証明するためのこのブログです。

書いている内容は、
・勉強のこと
・大学受験のこと
・高校受験のこと
・中学受験のこと
・子育てのこと
・塾のこと
・親子関係のこと
・学校生活のこと
こんな内容です。

ブログが気になるという方、
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1.はじめに

2023年の合計特殊出生率は1.20、
また過去最低を更新したようです。

東京に至っては、0.99・・・

初めて1を下回ったようで、
わかりやすく言えば、人口が減る。

夫婦2人が死んだとして、
子供が1.2人しか残らないということ。

子供の数も、
全国で1学年100万人超えるくらいですが、
100万人を下回る日も遠くはない。

単純計算をすれば、
日本人の平均寿命が80歳だとして、
100万人×80(世代)とすれば、
人口が8000万人ということ。

今はベビーブームで出生数が多い世代がいるので
1億2000万人いますが、
人口が減ることは当然の話。

人口が減ると労働力も減りますから、
日本全体の生産量も減る。

現状を維持したいのであれば、
一人当たりの生産量(稼げる額)を上げないといけなくて、
ということは、一人ひとりの勉強量を増やす必要がある。

やはり、塾長、
未来のことを考えれば考えるほど、
子供たちに真面目に勉強を教えないといけない、
ということに行き着きます。

雑談から真面目になりすぎました。

本日もよろしくお願いします。


2.話せなくなる子供の秘密

学校での授業中、先生にあてられた時など、
特定の場面で話せなくなってしまう子供がいます。

人前で話すことがすごく苦手、
小さい頃から人見知りが激しかった、など
話せなくなる理由もあるとは思いますが、
その時、子供の中では何が起きているのか、
今日はまとめてみたいと思います。

そもそも日本人は自己主張が苦手と言われます。

グローバル化が進む中で、
自己主張が苦手な点は、大きな課題として捉えられ、
文部科学省でも発表する力を育てる、という方針のもと、
現在の学校教育にも反映されています。

しかし、人前で話すことが、得意な子もいれば、
そうではない子供がいるのは昔と変わりません。

なぜ、人前で話すことができないのか、
それは次の3つのポイントが考えられます。

・伝えたい内容が自分の中にない

・声を出すことに慣れていない

・自分の考えが間違っていたり、
 否定されることが、極端に怖い

一つ目について、
例えば授業中に、自分が話そうとしたことが
前の生徒が既に発表してしまっていて、
自分が話すことが無くなってしまった、
という場合。

前の人が自分の言いたいことを言ってしまうと、
焦りますよね。

「わかりません」「ありません」と言うのも、
考えることを放棄しているように捉えられるかも、
と考えてしまうと、言いたくなくなりますし。

二つ目は、普段から声を出すことに慣れていないと、
いざという時、どう声を出していいのかわからず、
声が出なくなることがあります。

この二つについては、
解決するのはそれほど難しくなく、
少しの適切なサポートがあれば、
変わることができます。

三つ目の、間違っていること、
否定されることが極端に怖い、については、
子供が過ごす環境に問題がある可能性があります。

問題のある環境は、
家庭に問題がある場合と
学校に問題がある場合があります。

家庭で、子供の自由が少なかったり、
なんでも親の言う通りにしなければ、
怒られてしまったり、
親が褒めてくれることが少なかったり、
子供が自由に考える習慣がないと、
問題がある環境です。

学校では、先生が認めてくれない、
周りの友達が、冷やかすことを面白がる傾向にある、
こういった場合は、問題がある環境でしょう。

どうすればこの状態が解消されるのでしょうか。

例えば、アメリカでは、
エンカレッジ(encourage):励ます、勇気づける
という文化が根付いています。

子供が何かを発言したときに、
それが正解かどうかは関係なしに、
「よく発言してくれたね」「それ、面白いね」
と周りの人間が肯定の感情で受け止めてくれます。

日本では、子供が何かを発言した時に、
それが間違っていたら、
訂正されたり、否定をされることの方が多い。

正解をして、ようやく褒められます。

集団の標準とはずれていたり、
間違ったりした場合に、
周囲から笑われるような時は、
残念ながら問題のある環境となるのです。

子供が人前で話せるようになるために必要なことは、
成功体験の積み重ねです。

最初は準備された原稿を発表する、
そして、よく褒める、
これだけで良いのです。

子供が「自分は話しても大丈夫だ」
と自信を持てることが重要ですから、
最初は、自分の得意分野だけに絞って、
話すようにしてあげても良いでしょう。

決して無理強いすることなく、
子供に少しずつ自信を持てるように
認めてあげる、そんな環境を作る。

ここには親子の信頼関係も関わりますね。

親となんでも話せる状態ならば、
子供は自然と自信を持って話すようになるでしょう。

参考になれば幸いです。


3.今日の名言

優しい言葉で説得できない人は、
キツイ言葉でも説得できない

アントン・チェーホフ(劇作家)

優しい言葉の方が、
人を動かす力があります。


4.あとがき

最後に塾の宣伝を。

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本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

明日は
「子供が本を読むようになるために必要なこと」です。

勉強を頑張るすべての皆様に
「幸あれ!」

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