週間モーサテダイジェスト 11/8

11月2日から11月6日のモーニングサテライトを株価を中心にまとめました。

主要指数終値の推移

NYダウ終値👆
30日(金) 26501
6日(金) 28323 +1822(+6.87%)

ナスダック終値👆
30日(金) 10911 
6日(金) 11895 +984(+9.01%)

S&P500終値👆
30日(金) 3269
6日(金) 3509 +240(+7.34%)

日経平均👆
30日(金) 22977
6日(金) 24325 +1348(+5.86%)

一週間の振り返り

先週はどの指数も大幅に下げたが今週は大統領選挙前日から株価は大きく上昇した。週を通してダウは1800ドル以上、ナスダックは9%上昇している。10月のアメリカの雇用統計、非農業部門雇用者数は63.8万人。9月は67万人超だったので雇用のペースはやや鈍化したが市場の予想は上回った。
失業率も6.9%と先月と比較して(7.9%)改善している。こちらも市場の予想を上回った。
大統領選挙の結果は未だ不透明だがどうやら議会上院は共和党が多数を取るとの見方が強く所謂「トリプルブルー」という可能性は薄いようだ。

来週の予定


12日
10月消費者物価指数(米)

13日
11月ミシガン大学消費者信頼感指数(米)

気になる言葉


WTOと補助金協定
月曜日放送のプロの眼でゲストの黒瀬さんがWTOでは補助金に関する厳しいルールがあると触れていた。なぜWTOで補助金に関してルール化しなければいけないのか疑問になったので今週の気になる言葉に。まず各国の補助金制度というのはその国の産業政策を実現するのに有効という事が挙げられる反面、国際貿易における自由な競争を歪めるという側面を持つ。このことから補助金には厳しいルールがあるのだが、一律に補助金がダメというのは現実的ではないのでWTOでは何が補助金に当たるのか補助金とは何かを定義したうえで、その補助金をレッド補助金(あらゆる場合に禁止される補助金)とイエロー補助金(撤廃を求められる可能性がある補助金)の2種類に分類している。最近では米国がEUからエアバス社への補助金を不当だとWTOに訴え、EUは米国からボーイング社への補助金を不当だとWTOに訴えた事があった。WTOの判断はどちらの補助金も協定違反だと認定した。そして米国はEUに対して報復関税を課すという摩擦が起こった。大統領選挙が終わり幾分、今後の不透明感も和らいだが米中貿易摩擦のリスクは今後も続くであろうしブレグジットの問題も控えている。補助金という形ではなくとも自由貿易VS自国(域内)産業の保護というのは永遠のテーマなのかもしれない。

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