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週間モーサテダイジェスト 10/25

10月19日から10月23日のモーニングサテライトを株価を中心にまとめました。


NYダウ終値👇
16日(金) 28606  
23日(金) 28335 -271(-0.94%)

ナスダック終値👇
16日(金) 11671 
23日(金) 11548 -123(-1.05%)

S&P500終値👇
16日(金) 3483
23日(金) 3465 -18(-0.51%)

日経平均👆
16日(金) 23410
23日(金) 23516 +106(+0.45%)

10/26~10/30の予定
26日
臨時国会召集(日)
9月新築住宅販売件数(米)

27日
9月耐久財受注(米)
10月消費者信頼感指数(米)

29日
7-9月期GDP速報値(米)
大統領候補討論会(米)

30日
7-9月期GDP速報値(ユ)


一週間の振り返り
週を通して右肩下がりの結果に。
22日に発表された指標で新規失業者が2週間ぶりに減少、中古住宅販売件数が大きく伸びた為株価が上昇した。
先週と同じくアメリカの追加経済対策に関する報道で株価が上下する場面が目立った。
来週は米国の主要な企業の7-9月期の決算発表を控えている。
こちらも注目したい。

気になる言葉
QE 量的緩和
月曜日放送のプロの眼のコーナーでゲストの鈴木さんがアメリカの中央銀行が今後取れる策として①量的緩和(QE)と②フォワードガイダンスがあるがこれ以上の量的緩和は難しいのではないかという意見があった。この量的緩和(QE)を今週の気になる言葉に。
まず緩和とは何か。何を緩和しているのかが分からない。
これは借金のコスト。つまり金利での事である。金利が下がれば借金の利息が減り、借金のコストが減る。借金の利息が減れば借金をしやすくなる。借金のコストの緩和の事を言う。
実は民間銀行の金利は中央銀行の金利と連動して上下する。中央銀行が民間の銀行に貸し出す金利が低ければ民間の銀行が企業や個人に貸し出す金利も低くなる。
そして民間の銀行から企業が低い金利で借金をして設備投資をしたり、個人が低金利で住宅ローンを使いで家を購入したり、低い金利で車を買うためのローンをする等して景気が上向く事を中央銀行は期待している。
緩和の対義語は引き締めである。これは利上げの事で借金のコストが上がり借金が苦しくなる。
緩和の事を英語でeaseというらしいがこのeaseには「体の痛みを和らげる」とか「心配や不安を和らげる」という意味がある。
金融緩和とは借金の不安を和らげるとでも解釈すればよいのだろうか(もちろん借りる側にとってだが)
次に量的=quantitative(いつもこのスペリングが間違っていないか心配になる)の意味である。
上に書いたように緩和(金利を下げる)により景気をよくしようという事は既に日本では行われている。ゼロ金利政策などがそれだ。しかし金利を下げるだけでは効果が薄く日銀はもっと大胆な景気刺激策に出た。
それは日銀が民間の銀行から国債を買ってしまおうという事である。民間の銀行からすれば売却である。銀行は売却すれば手元に金が増える。増えた金で世の中にお金を貸し出せば世の中のお金の量が増える。お金の量が増えれば物価が上がる(らしい)
その他にも中央銀行が国債を買う事で債券の価格が上がり金利を下げる効果がある等とも言われる。
これ以上書くと複雑になってしまい自分でも分からなくなってしまうのでこの辺りにしておくが量的緩和は中央銀行の景気刺激策の切り札とでも認識しておけばよいのではないだろうか。
それにしても急激に大量のお金が市中に出回るという事はインフレ(お金の価値が下がる=物の価値が上がる)にならないか心配である。
私のような庶民には急激なインフレに処する術があまりない。

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