平日定時退社の喜び
夫が飲みに行った。
その連絡を受けて、平日に珍しく早く帰れた私は、閉店間際のカフェに駆け込んで、好きな軽食とミルクティーを頼んだ。社会人の幸福、これ以上のこと、ある?ないよね。私はビールもコーヒーも飲めないので、ミルクティーが至福。
元々、夫と焼き肉を食べようかと考えていたから、一人焼肉にでも行っちゃうかー、とも考えた。ただ最近牛肉を食べると必ずおなかを壊すので、やめた。もう焼肉は行けないのかもしれない。
カフェを出て、スマホで時間を見た。20時までに入店すると安く入れるカラオケ屋さんを見て、しばしの逡巡。あと5分で20時。どうする。
痩せねばと思っているけど、筋トレをやりたくない私には、もはや歌うことしか残されていない。
よし。カラオケはやめだ。
先日出先で、夫を待っていたときのこと。
あと10分は待つ、となったときに、カフェが目についた。独身の時なら迷わず入っていたと思うが、夫は1時間待たされてもカフェで時間を潰すということをしない人なので、それを見習うことにした。
夫はカフェに行くくらいならいったん帰るくらいの人。短時間のために自分にお金を使わない。水を持ってこなかったことを悔やむくらいらしい。
ということで私も、1時間のカラオケのために700円は払わない。さようなら1時間歌っただけで痩せると思っている浅はかな私。
カフェ飯も済ませたので、とりあえず帰路につく。夫がいない家で何しようかな。
掃除だ。ルンバのスイッチを押し、たまりにたまった洗濯機を回し、皿を片付け、机も片づけ。ああ。なんて精神衛生上いいの。
本来休日にずれ込んでしまう家事たちが平日にかたづく喜び。VIVA閑散期。ありがとう定時上がり。
夫がいたらできないことをやろうと思って一番最初にやったのが、読書ではなく掃除だったことに自分でもびっくりした。
そういえば独身の時は、部屋で声が反響してしまうくらい、モノがなかった。音を吸収してくれるだけのモノがないと、体育館みたいに音が反響する。その殺風景すぎる部屋を、さらに片付けていたなあと思いだした。
掃除は面倒だけど、落ちているごみの大半が私の長い髪の毛なので、当事者意識を奮い立たせて、すっきりした部屋にできた。え~ん。嬉しいよ~。
生活がままならないほど仕事して、閑散とした時期にびっくりしている。ここ一年は「暇?知らない単語ですね」というぐらい、段取りが組めなかったから。定時で上がれない仕事量は異常だ。掃除をする時間が確保されることは、日常の中にたくさん訪れてほしいよね。
仕事はきついけど、週末の前に掃除できたので、今週は遊び倒しましょう。やったね!
不憫な旦那さんに全額寄付します。