京都大学の学期末試験の体験談(前期般教編)
はじめに
こんにちは。今回は京大の試験対策(前期)に関する話をします。
これはとある学生が2022年の前期に取った科目です。彼がどのようにこれらの科目の試験を突破していったかについてお話します。
注意:今回は「定期試験がある」科目のみ解説します。レポートだけの科目には触れません。
生物・生命科学入門(月1)
評価方法:期末試験100%
試験に関しては、レジュメの内容を暗記していれば大丈夫。生物を入試で使った学生なら余裕。また、過去問演習も効果的。過去問の入手方法は最後に紹介します。
中国語IA(演習)
評価方法:定期試験80% 平常点20%
中国語で会話をする方の科目。欠席をしなければ単位は降りる可能性が高いが、期末テストでやらかした場合、かなり評価が低くなります。そのためCAP解放等で高GPAが必要な場合、過去問演習などの対策をするべきです。試験に関しては、彼が受講した月曜4限のクラスではこのような構成になっていたらしいようです。
声調、ピンインを問う問題
文法問題(並び替えなど)
教科書の左ページに出てきた会話文が読み上げられるので、それらを書き取る問題。
初見の会話文を聞き取る問題
他のクラスもおそらくこのような構成のはずなので、まずは文法を完璧にし、そのあと教科書左ページの会話文を暗記することが重要です。
試験の戦略に関しては、
初見の会話文に多くの時間を費やせるように、1、2、3の分野をできる限り素早く片付ける。
初見の会話文に関しては、内容正誤問題、内容に関する疑問文、内容の書き取り問題が聞き取りの形で出題されるはずなので、まずはこれらを書き取ってから始める。
といったものがあります。特に、後者のテクニックは本文の内容を抑える上で非常に重要なので必ず行いましょう。
線形代数学(講義・演習)A(火2・水3)
評価方法:定期試験70% 演習30%
線形代数学の評価方法は(恐らく微分積分学も同じ方式だと思うが)かなり独特です。
定期試験70% 演習(宿題)30% という評価方法とありますが、実際は「定期試験(100点満点)の成績と演習での成績(30点満点)の和」がこの講義での成績となります。また、合計した成績が100点以上の場合、一律で成績が100点になります。
つまり、毎回宿題を提出し、演習に出席していれば定期試験で30点以上で単位認定され、70点以上ならば成績が100点になります。
これが線形代数学が好成績の学生が多いからくりです。
また、評価が不合格だった人も条件によっては9月に再試験を受けられます。
中国語IA(文法)
評価方法:定期試験80% 平常点20%
文法は反復演習で抑えましょう。演習の方でも文法問題が出るから損はない。過去問演習もおすすめします。
基礎有機化学(金2)
評価方法:定期試験70% 平常点30%
鬼。定期試験には授業内容の正確な暗記と理解が求められます。過去問で対策することを強く勧めます。
英語リーデイング
評価方法:教員によりマチマチ
一応テキストの和訳が出ていたら買うべき。彼のテキストはカーソンの「沈黙の春」だったため入手が楽だった、とのこと。和訳箇所以外からも出題される可能性大。
過去問の入手方法
過去問の入手方法に関しては、般教の場合「京大wiki」がおすすめです。
このサイトの「科目名」と書かれた検索ボックスに科目名を入力することで過去問を閲覧できます。
このサイトへのログイン方法ですが、メールアドレスのドメインは末尾が@st.kyoto-u.ac.jp,つまり、KUMOIで使用しているアドレスで、パスワードは8文字以上で設定してください。また、途中で初期設定をやめたりすると再設定が難しくなる(具体的には、管理者に問い合わせないと入れなくなる)といったことになるので十分注意してください。
最後に
諸君の健闘を祈ります。