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タイ・食の旅⑥(麺料理2)

タイから米国ニューヨークに引っ越してからだいぶ時間が経った。タイにいた頃は、あまりタイが好きではなかった。多分タイ好きな日本人として1人で住んで、好きなように暮らしていたならまた違ったんだと思うけど、私にはタイ人義家族がいて、しょっちゅう我が家に来ていた。その家族間の関係が私にとって近すぎて息が詰まりそうだった。

それでもタイ自体は好きだし、今でもタイ人友人とは連絡を取り合っている。最近タイの事を書いているからか、久しぶりにタイ語から日本語への翻訳の仕事が舞い込んできた。単価が安いけど頑張りますか(笑)

さて、前回は麺料理①を書きました。

ということで、今回は麺料理②に行ってみましょう。

では、先ずは変わり種から。

① クイチャップก๋วยจั้บ

クイチャップ

クイチャップも前回紹介した米粉麺ですが、他の麺とは違って大きめの三角又は四角い形をしています。これを茹でるとクルクルっとマカロニのように丸まります。モチモチっとした歯ごたえの麺というかお餅(軟らかいトッポキ)みたいな感じの麺です。
これを八角等のスパイスが効いたスープに入れ、煮卵や揚げ豆腐、揚げたポークベリー、そして豚の内臓と血の塊を具材として食べます。(私は血は入れないで貰ってます)たっぷりのパクチーを入れると完璧です。
八角が入っているからか、どことなく中国の匂いがする中華風のタイ麵料理です。
これも4種の調味料を入れて食べますよ。

私は、時々無性にこれが食べたくなります。あまりクイチャップを提供しているタイレストランはNYに無いのですが、我が家の近所のNYC1番と言われているレストランのメニューにあるので、時々食べています。
あ、それから、透明なスープのクイチャップもあると聞いたことがあるのですが、私は一度も食べたことがありません。

② スキーナーム/ヘン สุกี้น้ำ /สุกี้แห้ง

タイのスキヤキを知っていますか?
日本のすき焼きとは全くの別物で、どっちかというとしゃぶしゃぶに近い鍋料理です。
タイには、タイスキ専門店の「コカレストラン」や「MKスキー」がチェーン展開していて有名です。私も当時家の近くにあったFuture Parkというショッピングモールの中にあったMKによく行っていました。

タイスキ

こんな感じに野菜、肉、練り物、シーフードをお湯で茹でる?煮る?て、タレを付けて食べます。でも、これ1人で食べるのか寂しいですね。みんなでワイワイしながら食べる料理だと思います。

1人の時はどうする?
1人でもMKに行くのは全然OKですが、あまり量が食べられません。そんな時はこちら。

スキーナーム


スキーヘン

エビやイカの海鮮、豚やチキン等の肉、空心菜等の野菜、そして春雨が入っている一人用タイスキ。
屋台や食堂で食べられます。こちらもスープ有りとスープ無しがあって、ナムチムスキーน้ำจิ้มสุกี้(タイスキのタレ)で味付けします。味は、ほんのり甘くて、少しの酸味。このナムチムスキーน้ำจิ้มสุกี้は、店によってそれぞれ味が違うので、自分好みの味の店を探して贔屓にすると良いですね。更に再度にナムチムスキーが付いてきたり、4種の調味料をかけて食べると美味しいです。私は汁なしが好きです。

アジア食品のお店に行くとナムチムスキーน้ำจิ้มสุกี้が売っていますので、家で作ることも出来ますね。

ナムチムスキー น้ำจิ้มสุกี้

↑↑スキーヘンสุกี้แห้งの作り方動画


③ カノムジーン ขนมจีน

カノムジーンとは、日本のそうめんに似た米粉の麺です。そうめんよりモチモチしていて、麺どうしがくっついていたりします。
スープはカレー系が多く、大体辛めです。

カノムジーン ขนมจีน

色々な野菜やハーブと一緒に食べます。スープが辛いので野菜が進みます。
私はグリーンカレーで食べるのが好きです。
カノムジーンの屋台や専門店に行くと。大きな鍋がいくつも並んでいて、その中に各種スープが入っています。その中から好きなスープを選んで麺の上にかけてもらって食べます。
日本のタイレストランでは(ニューヨークでも)あまり提供していないと思います。
グリーンカレーを作った時に、そうめんで食べてみるのも良いかもしれないですね。
下記動画でカノムジーン ขนมจีนのお店を紹介しています。
↓↓

皆さんご存じのソムタムส้มตำは、とても美味しいですよね。ソムタムは、青いパパイアで作ることが多いのですが、パパイアの代わりに「カノムジーン」を使った「ソムタムカノムジーンส้มตำขนมจีน」を知っていますか?

ソムタムカノムジーンส้มตำขนมจีน

ソムタムの屋台で、カノムジーンがあれば作ってくれると思います。
私はこれが好きで、よく作ってもらっていました。

④ ヤム・ママーยำมาม่า

以前も紹介しましたが、タイ語で「ヤムยำ」は「和える・混ぜ合わせる」という意味です。春雨の和え物「ヤム・ウンセン」が有名ですね。
そして、タイ好きな人ならご存じだと思うのですが、タイの大手インスタントヌードルを扱ってるブランドに「ママーมาม่า」があります。このインスタントラーメン(トムヤム味)を使って作る「ヤム(和え物)」が「ヤム・ママー」です。

ยำมาม่าヤム・ママー

挽肉やソーセージ、シーフード、そしてお好きな野菜を入れます。ナムプラー、砂糖、唐辛子、レモン汁、そして茹でたママーと付属の調味料ボウルに入れて和えれば出来上がり。ビールのお供にも良いし、主食としても良いですね。私は家でよく作って食べてます。
以前作り方の動画を撮影したので、載せておきますね。

ということで、今回は麺料理の変わり種?を紹介しました。
次回は漸く炒め麺の紹介に入ります。

ではまた次回。


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