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「好き」を仕事にする

最近ある20代半ばの女性と面談をしました。
現在彼女は国家資格を活かして、専門職として安定した企業で働いている。
でも20代半ばを機に、幼いころからずっと好きだった方面にキャリアチェンジしたいと思っている、というご相談でした。

客観的にみると、
・せっかくとった国家資格、もったいない!!
・専門職だから給与条件も同世代の子よりも多いのに、もったいない!!
・安定した職を手放すの、もったいない!!

・・・「もったいない!!」という思いが最初にやってきました。
ただ、彼女のすがすがしいほどの、「自分の『好き』に対して素直に行動する様」は、見ていてとても羨ましくも感じました。

私の場合・・・

仕事を選ぶ基準として、
「好きなことを仕事にしない」という事を絶対条件に選んできました。
えっ?普通、逆じゃない?と思われるかもしれないですが、
「仕事にしてしまったら、嫌なことも沢山出てくる。好きなことも好きじゃなくなるかもしれない。」
「趣味だからいいのであって、仕事にすると大変だ」
という思考からだと思います。
つまり、「好き」をとことん突き詰めるまでの覚悟がないのだと自覚しています。
そして、それはそれで、私としては間違ってなかったとも思っています。
ただ、彼女を見ていると、「好きなことに対してのエネルギーは半端ない!!」と感じます。
やっぱり「好き」が原動力の人は違うな、と。

仕事における「好き」には・・・

多分4つあって、
ファッションが好き、車が好き、インテリアが好き、本が好き、ゲームが好き、といった「もの」に対するもの。
人と話すのが好き、コツコツ地道に進めるのが好き、一人で進めるのが好き、チームで達成するのが好き、など「行動」に対するもの。
そして、成果を求められるのが好き、トップダウン型が好き、ボトムアップ型好き、など、「環境」に対するものがあります。
あとは、職場が近い、賞与が多い、年間休日、福利厚生、手当、など「条件」に対するものですね。
(他にもあるかもしれない…)

彼女のように、「もの」に対する好き、が一番原動力が強いと感じます。
ただ、安直に「野球が好き」➡「プロ野球選手になる!」と言っていられるのも小学生までなので、
野球をする上での、どういうところが好きなのか、行動や環境の部分を考えるようにします。
たとえば、
・試行錯誤を繰り返すことによって、自分の成長が感じられること
・コツコツ練習をして、上達する達成感
・チームプレイが好き
・論理的な戦略に基づく、攻撃が好き
など、行動・環境の部分の「好き」を掘り下げて、そこと親和性が高い仕事を見つけるのが良いです。

「もの」「行動」「環境」「条件」のすべてが自分の「好き」に合っているのが一番良いのですが、そんなラッキーな方は滅多にいません。
出来れば「行動」と「環境」の部分が合致していると、働きやすい職場だと思います。
中には「条件」だけを見て応募される方も多いですが、失敗する可能性が高いです。
(それでも生活のために、その他を我慢して条件だけは譲らない!!という覚悟があれば、それもアリだと思います。)

ただ、彼女のように「もの」が好きで仕事を選ぶスタイル、
そもそも自分が選ばなかった(選べなかった)考え方というのもあって、
あこがれるな~、頑張ってほしい!!としみじみ思う今日この頃でした。

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