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中小企業の経営企画部の仕事

noteを始めるにあたって、色々テーマを考えました。
中小企業診断士、補助金、フランチャイズ、事業計画策定、コンサル事例・・・どれも書きたいテーマですが、まずは自分の過去のキャリアの中心になっており、自分の会社名にも入れている経営企画の業務について、しばらく書いていこうと思います。これから経営企画に関わりたい方、社内に経営企画部をつくりたいと思っている経営者に、参考となれば幸いです。

経営企画の仕事

皆さんは経営企画の役割をどのようにイメージしますか?

ChatGPTに聞いたところ、”経営企画担当者は、企業の戦略的目標を達成するための計画を策定し、その実行を管理します。これには、目標の設定、進捗のモニタリング、必要な調整の実施が含まれます。また、経営環境の変化に対応するために、継続的な市場調査と分析を行い、戦略の見直しや改善を行います。”と回答がありました。

大企業の経営企画を担当している知人の何人かに聞くと、言葉は違えど上記のような回答が返ってきます。あとは、M&A、新規事業、IRなどが関わってくるようです。

中小企業の経営企画の仕事の実例

一方、中小企業の経営企画の役割は上記だけでないと断言できます。私は中小企業3社で経営企画部(経営企画室)の立ち上げに関わりましたが、それぞれ業務内容はバラバラでした。一般的な予算策定・予実管理はありましたが、

・新規事業(飲食店)の企画だけでなく、現場も立ち上げる
・グループ会社の営業マネージャとして課題解決
・ITツールの導入、業務効率化
・独立支援制度の企画、講師
・フランチャイズ加盟募集
・M&A
・補助金申請
・上場準備
・新店のポスティング、新規事業の飛び込み営業

などに関わりました。詳細についてはまた書いていきます(あまり公にできないものに関しては有料化しようかなと思います)が、多岐にわたるものだというのは理解していただけるのではないかと思います(大企業の経営企画部で、飲食店を立ち上げたあと、現場未経験なのにしばらく店長を務めたという人には今まで会ったことはありません笑)。

中小企業の経営企画部の定義

中小企業の経営企画を表す文章で一番しっくりした表現を紹介します。

”経営の意思としてやらなければいけないが、任せられる部門がない課題や仕事を請負い、推進する”(稲田将人著、戦略参謀)

もう10年以上前の本でありますが、経営企画を担当していたころは、繰り返し読んでいた本です。大企業を舞台にした話ですが、続編の経営参謀とセットで読んでみると面白いと思います。
 
中小企業の経営企画部の業務の定義にこの表現をあてはめると、私が担当してきたまとまりのない業務もしっくりきます。常に新規事業が必要と思ったから新規事業の立案を求めていたのでしょうし、社内にITを任せられる担当者がなかったので、私に回ってきたというところも理解できます。
 
では、そのような業務を担当する中小企業の経営企画部にはどのようなスキルが求められるのでしょうか?それも興味深いテーマだと思うので、今後書いていきたいと思います。



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