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スリングに/鈍色の 三鷹駅前のびのび句会2023年3月、4月回
三鷹駅前のびのび句会 2023年3月
事前句
スリングに青海波抱く春のひと 特選1票、並選1票
母といふ概念を抱く春嵐 1票
駅前でティッシュ受け取る春うらら 1票
風に梅美容師の子にLINEせむ
席題「一歩」
春一番GODIVAを抱へ踏み出でつ
事前句
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 10, 2023
スリングに青海波(せいがいは)抱(だ)く春のひと 特選1票、並選1票
母といふ概念を抱(だ)く春嵐 1票
駅前でティッシュ受け取る春うらら 1票
風に梅美容師の子にLINEせむ
席題「一歩」
春一番GODIVAを抱(かか)へ踏(ふ)み出(い)でつ#三鷹駅前のびのび句会 2023/3
青海波に票の入ったのが一番うれしかったです。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 10, 2023
三鷹駅前のびのび句会 2023年4月 井の頭公園吟行会
花筏漕ぎゆく舟の跡はなく
風光る社の裏の地蔵様 平選2票
弁天に夫を押し付け遅ざくら
ウエストを春に戻してミモレ丈
鈍色の池のさゞなみ花曇り 平選2票
#三鷹駅前のびのび句会 2023/4 井の頭公園吟行会
— 梶間和歌 (@WakaKajima) April 6, 2023
花筏(はないかだ)漕ぎゆく舟の跡はなく
風光る社(やしろ)の裏の地蔵様 平選2票
弁天に夫(つま)を押し付け遅ざくら
ウエストを春に戻してミモレ丈
鈍色(にびいろ)の池のさゞなみ花曇り 平選2票
「花筏」は宮内卿「漕ぎ行く舟の跡見ゆるまで」を踏まえて。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) April 6, 2023
「遅ざくら」は「ええ!? その恋愛エピソードをぜひ今日の吟行会と絡めて……」とリクエスト頂いて詠んだものの、
ひねりすぎたかな、票が入りませんでした。
「花曇り」は、「鈍色」という語の選択が評価されました。うれしい。
少人数の吟行会、楽しいですね。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) April 6, 2023
(ほぼ)全員が同じ景を共有している前提が出来ており、出された句をただ読むだけでない楽しさがありました。
後鳥羽院の愛した歌のありようも、こういう形だったのかもしれない。
私は、それでも、場に左右されず作品そのものを評価したい定家派ですが。
後鳥羽院の愛したもの
句会へのお誘い
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和歌と俳句についてあれこれ
俳句を学び始め、和歌との違いをおもしろく感じています。
ブログ記事もお楽しみください。
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