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七夕や/春雨や 三鷹駅前のびのび句会2022年1月、3月回
三鷹駅前のびのび句会 2022年1月
事前句
我がピザを運ぶタケルを照らす月
二日月「失楽園」は子に見せず 1票
月入りぬ『SLAM DUNK』は読みあへず 1票
清盛の海の底より霞む月
席題:毛筆
七夕や「金」と書く字のいはけなさ 1票
木曜日は #三鷹駅前のびのび句会 3回目。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) January 10, 2022
使える字数が少ない、因果関係の表現が和歌と異なる、
などの理由で、俳句では使われる文語助動詞がかなり限られるらしい。
合わせて、鶏と卵でしょうが、俳句読者や指導者の文語助動詞の知識が十分でないことをある程度想定する必要があるらしく、
例えば
例えば私の使った「月入りぬ」の「ぬ(完了の助動詞)」も否定の「ぬ(「ず」の連体形)」と取られる可能性があるそうです。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) January 10, 2022
「入る」への接続なら活用が異なりますが、ご存じない方が多いのですね。否定なら「月入らず(月入らぬ……)」です。
席題「毛筆」
— 梶間和歌 (@WakaKajima) January 10, 2022
七夕や「金(かね)」と書く字のいはけなさ(1票)
兼題
我がピザを運ぶタケルを照らす月
二日月「失楽園」は子に見せず(1票)
月入りぬ『SLAM DUNK』は読みあへず(1票)
清盛の海の底より霞む月
三鷹駅前のびのび句会 2022年2月
2月回は記録を取り忘れました。
すべて票が入らなかったので、まあいいか。
三鷹駅前のびのび句会 2022年3月
事前句
春雨やいつかは終はるデモ演奏 1票
梅が枝に影ほのかなり通学路
桐ひと葉塵のかゝれる『拾遺愚草』 1票
初市や線路に沿ひて踏むペダル 1票
席題:亀裂
冷や雑炊あれが終はりの始まりで 4票
3月の #三鷹駅前のびのび句会 。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 27, 2022
「結句から順に作ってゆく」スタイルを地道に踏襲してみたところ、詠むのも、推敲も、以前よりよりしやすくなりました。
しかもそうしてきちんと作った句には票が入る。うれしい。
写真はこの日とその前の催しでのコースター。
梶間の席には安定の新古今。 pic.twitter.com/cMVnS7E5Pl
春雨やいつかは終はるデモ演奏(1票)
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 27, 2022
梅が枝に影ほのかなり通学路
桐ひと葉塵(ちり)のかゝれる『拾遺愚草』(1票)
初市(はついち)や線路に沿ひて踏むペダル(1票)
席題「亀裂」
冷や雑炊あれが終はりの始まりで(4票)
「デモ演奏」は、約半年前にフルポン村上さんの俳句実況で詠んだ句に手を入れたものです。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 27, 2022
「通学路」「『拾遺愚草』」「線路に沿ひて」は行きの電車と駅からの道で作りました。
「通学路」は最初の案から推敲したものの、しすぎた気もしている。
「尻から俳句」からの学び
句会へのお誘い
吉田裕子さん主催「三鷹駅前のびのび句会」へのお申し込みはこちら
和歌と俳句についてあれこれ
俳句を学び始め、和歌との違いをおもしろく感じています。
半年ほど前に書いた記事がありますので、こちらもよろしければ。
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