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耳栓を/律の風 三鷹駅前のびのび句会2023年9月、10月回
三鷹駅前のびのび句会 2023年9月
耳栓をはづす夜更けの虫時雨 特選1票、平選2票
いい男つてなに窓たたく秋の雨
桐一葉鍋肌の錆に棕櫚(シュロ)を当て 平選2票
「修繕手配中」丸二年秋の空 平選1票
席題「イメージ」
梨かじる癇癪兄を慕ふ妻
耳栓をはづす夜更けの虫時雨
— 梶間和歌 (@WakaKajima) September 10, 2023
いい男つてなに窓たたく秋の雨
桐一葉鍋肌の錆に棕櫚(シュロ)を当て
「修繕手配中」丸二年秋の空
席題「イメージ」
梨かじる癇癪兄を慕ふ妻#三鷹駅前のびのび句会 2023/9 pic.twitter.com/lZATWC120w
「耳栓」にはリズムが良いとの複数の評が。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) September 10, 2023
「音楽を聴いていて、ふと……」というすてきな読みも頂き、
2階がうるさいので耳栓をしなければ起こされてしまう
という残念な現実を脇に置き、そちらの設定だったことにしようと思います。
そうすると、「耳栓」より「イヤホン」のほうが良いかしら。
「修繕手配中」は武蔵小金井駅女子トイレの雨漏り。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) September 10, 2023
引っ越してもうすぐ2年、永遠に“手配中”です。
「癇癪兄」は、友人の“生理的に無理(友人談)”な従兄がモデル。
「あの男のどこが良くて、そんな良家のかわいいお嬢さんが……」ということだったそうです。逆玉の輿。
三鷹駅前のびのび句会 2023年10月
事前句
律(りち)の風ミレーの川をさかのぼる 平選4票
子の尻を追ひ定家忌も暮れにけり 平選1票
ナパージュを塗れりタルトの梨の城
ボロアパートはいまパーキング秋の空
席題「匹」
もう庶民の味方ではない秋刀魚二尾
律(りち)の風ミレーの川をさかのぼる 平選4票
— 梶間和歌 (@WakaKajima) October 7, 2023
子の尻を追ひ定家忌も暮れにけり 平選1票
ナパージュを塗れりタルトの梨の城
ボロアパートはいまパーキング秋の空
席題「匹」
もう庶民の味方ではない秋刀魚二尾#三鷹駅前のびのび句会 2023/10 pic.twitter.com/w9icAQ1OoJ
はじめ「モネの川辺」だったものの、「あれは川じゃないよなあ……」と思い2ヶ月ぐらい放置。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) October 7, 2023
先日の美術展で改めて好きになったミレーのほうがあの川辺の景に合うと考え直し、また句会前日に「律の風」「律の調べ」という季語を知り、この形に納まりました。
ミレーの川
句会へのお誘い
吉田裕子さん主催「三鷹駅前のびのび句会」へのお申し込みはこちら
会場に来られない方の参加も可能です。
和歌と俳句についてあれこれ
俳句を学び始め、和歌との違いをおもしろく感じています。
ブログ記事もお楽しみください。
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