『生殖の海』 2022年版 第六章「及ばぬ高きすがた」
割引あり
『生殖の海』 2022版 第六章「及ばぬ高きすがた」
ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山かすみたなびく
あけぼのゝ空を霞に染めなして雪ふるさとに春は来にけり
谷河のうち出づる波も声たてつうぐひすさそへ春の山かぜ
うぐひすをさそふ山風寄せぬらし庭にまだ見ぬ梅の香ぞする
春の夜の夢のうき橋とだえして峯にわかるゝよこぐもの空
途絶えぬや覚むればとほき浮き雲の峰にわかれてゆく夢のあと
応援ありがとうございます。頂いたサポートは、書籍代等、より充実した創作や勉強のために使わせていただきます!