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感想&雑感:『MMTが日本を救う』著:森永 康平

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで。

 今回は森永康平さんの著書『MMTが日本を救う』をベースに、私なり理解したMMT理論について書いてみたいと思います。ただ、一言で言うと私の拙い脳みそではきちっと理解できた自信はありません。

1.貨幣は信用

 MMT理論の考え方の1つに信用貨幣論⇒貨幣は借用書です。高校の政治経済の教科書や経済学の入門テキストとかでは、貨幣の機能の1つに物の価値尺度としての役割を書いているかと思います。

 物を物々交換する際、例えば魚1匹と肉300gで交換をOKしてくれる人もいれば、高級魚1匹に対して高級肉1kgでなければ嫌だという人もいるかもしれません。この不便さを無くすために貨幣という考え方が生まれ、アダム・スミスの『国富論』でも言われています。しかし金や貴金属といった商品貨幣を使うと商品の価値に影響をするため、紙幣が出てきたと言われています。MMT理論においては貨幣の裏付けとしての商品の価値が貨幣を貨幣として流通させる「商品貨幣論」ではなく、全ての人々が信用する負債が貨幣として流通するという「信用貨幣論」を適用していると言われています。 

2.税金は貨幣への信頼を与える手段

 国家予算の1つとして税金があります。皆さんも日常の生活で何か買ったときに商品に消費税含めて払ったり、大人の方では年度末近辺で住民税や法人税を納めたりと言ったように、日常生活で税金は多くの場面で登場します。

 MMT理論において税金は国家の税源としてではなく、貨幣への価値を保証する役割として存在そうです。これは、貨幣が納税として手段として使えるという事はその貨幣は当該国家内で生活する上で持つことへのインセンティブが働くからだそうです。

3.最後に

 上記2点だけを見ても、税金頼みには限界がありいかにして利用可能な貨幣を市場内に流通させるかを考えてみた時にMMT理論の根本にある積極財政がキーとなる由縁がなんとなく分かりました。

 今一度読み返してよりもっと理解できるようにしたいなと思いました。

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