雑感:歴史を目の当たり

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで。

 一報から少し経ち、打たれたのが安倍晋三元首相という報道が入った時、ふと思ってしまいました。21世紀の日本において、戦前に起きた226事件や515事件のような政治家が標的となって暗殺されることがあるんだと。歴史の教科書として知っていた日本国内における政治家をターゲットとした暗殺事件をまさか報道を介してとはいえ目の当たりにするとは思いませんでした。今回はこれをテーマに書いてみたいと思います。

1.事件の概要

(文章の引用元: https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_62c7b87de4b02e0ac912277e )

 安倍元首相は7月8日、近鉄大和西大寺駅前で、自民党の候補者の街頭演説に応援で参加していました。候補者の演説は11時10分に始まり、安倍元首相は19分ごろに現場に到着。そして11時29分ごろから演説を始めたという。会見した自民党奈良県連の堀井巌・参議院議員によると、31分ごろに銃声のような音がして、安倍元首相が倒れたという。撃ったのは山上徹也容疑者。その場で身柄を拘束され、殺人未遂の疑いで逮捕されました。

 その後同日午後5時3分治療を受けていた安倍晋三元首相が亡くなった。搬送された奈良県立医科大学附属病院が明かした。病院の記者会見によると、福島英賢医師は「頸部に2箇所の銃がありまして、心臓および大血管の損傷による心肺停止と考えられました」と説明したとのことです。

 同日午後9時30分に行われた奈良県警の記者会見によると、逮捕された山上容疑者は容疑を認め、「特定の団体に恨みがあり、安倍氏がこれと繋がりがあると思い込んで犯行に及んだ」という趣旨の供述をしているという。県警は、犯行に使用された銃について、見た目や特徴から「手製の銃と判断している」と説明。容疑者宅の家宅捜査で、同様の銃用のものを複数押収したと明かした。銃弾、火薬については捜索中という。容疑者は現場周辺に住んでおり、当日は「電車できた」と供述しているという。事件当時、県警参事官をトップとする警護体制だった。人数や詳細は「今後の警護体制に支障をきたす恐れがある」として明かさず、万全だったかどうかを問われると「その点も踏まえて、捜査に全力を尽くしていく」と言うにとどめた。

2.警察の衝撃

 要人をはじめとした警護対象者を警護するというのは警察の業務の1つでもありますが、昨日の奈良県警の記者会見を見ても警察の動揺は隠しきれないようでそれだけ警察の衝撃はすごかったと思います。しかし一方で、背後から自作の銃で撃たれてしまったという点については警察で警備部門の歴が長かったOBからも疑問が挙がっているとの事です。

 東京新聞配信の記事によると、現職首相の警護を担当した経験がある警視庁の元SPは「要人の選挙演説には大勢の人が集まり、危険度が増す。銃や刃物で襲われないか、前後左右を常に警戒する」と強調。警備部が長い幹部も「最も緊張感があるのが選挙演説での警備。不審な動きがあれば声を掛けるなどして注意を払っている」と話す。警護計画にも関わったことがある別の幹部は、今回の警備体制について「安倍氏の後方警戒が十分でなかったように思える。『元首相』ということで隙はなかったか」と疑問を呈した。との事で、選挙期間中という事もあり有権者との距離感を近くしたかったという部分と警護のせめぎ合いとでも言いましょうか。そういった側面もあるのか?と私は思いました。

3.歴史を目の当たりにしてしまったからこそ冷静に

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 上記画像は、スポーツニッポン配信の記事にて使われている日本における過去の主な政治家への襲撃事件一覧をスクショした物です。こうしてみても戦後に襲われたケースは7件で、総理・総理経験者が襲われて亡くなったのは戦前の226事件における高橋是清・斎藤実が最後だという事を想うと、21世紀の日本において総理経験者が何者かに暗殺されるというのがいかに衝撃的なのかが分かります。

 だからこそ、冷静に流れてくる情報を精査しましょう。ネット上には嘘八百な情報が溢れています。実際に病院側・自民党側の正式な発表前に亡くなった事を投稿したバカなジャーナリスト崩れとかもいました。だからこそ、冷静に流れてくる情報を精査しましょう。

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